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【第159回】投資の基本「投資リテラシーとは?」その1

2018.07.06掲載

 

皆さん、こんにちは、小次郎講師です。

 

 

こんにちは。助手のムサシです。

 

★【小次郎講師】★
さて、今回から「投資リテラシー」について勉強したい。

☆【ムサシ】☆
投資リテラシーってなんですか?

★【小次郎講師】★
「リテラシー」って言葉は知ってるね?

☆【ムサシ】☆
最近よく聞きます。コンピューターリテラシーとか、情報リテラシーとか。でも、意味が正しくわかっているかというと・・・

★【小次郎講師】★
リテラシーとはliteracyと書く。一般的に「読み書き能力」などと言われるが、「それを正しく使いこなすための基礎能力」といったところ。

☆【ムサシ】☆
なるほど。コンピューターを毎日使っていても、使いこなしているかというと疑問です。そういうことが出来ることがコンピューターリテラシーなんですね。

★【小次郎講師】★
そういうこと。投資リテラシーとは正しく投資を活用するための知識を持ち、それを使いこなすための能力を持つことだ。

☆【ムサシ】☆
おっと、それは重要ですね。

【1、うまい話はない】

★【小次郎講師】★
まず、投資リテラシーの最初は「うまい話はない」ということ。世の中の人の多くが、どこかにうまい話があると思っている。自分のところにはその話が来ていないが、大金持ちはそういったうまい話を見つけてお金を稼いだに違いないと思っている。だから、誰かにうまい話を持ち掛けられると、やっと自分のところにも回ってきたと思い、胡散臭い話に飛びついてしまう。

☆【ムサシ】☆
ないんですか?うまい話は。

★【小次郎講師】★
ない。

☆【ムサシ】☆
そういう話を探し回っている人がいますよね。そして時にIPOで、時に仮想通貨で、時にファンドで、ほぼノーリスクですごい収益が上がるという話を聞きますけど、それらは嘘なんですか?

★【小次郎講師】★
嘘。「あなただけ特別に・・・」などという殺し文句で話がくるが、それらはすべて詐欺師の使う慣用句。もし、世の中に本当にうまい話などどこにもない。

☆【ムサシ】☆
ないんだ。

★【小次郎講師】★
「安全」「確実」「高金利」「利回り保証」などという話を聞くと日本人はそういう金融商品を待ってましたとなるが、そういったものはなく、そういったうたい文句をするものはすべて詐欺商品と理解しなければいけない。最近、仮想通貨のブームが去った後でまた投資詐欺事件が増えている

☆【ムサシ】☆
それは残念ですね。

★【小次郎講師】★
インチキ商品の特徴をまとめたからこれを見て参考にするといい。

【インチキ金融商品の特徴】
・高金利をあたかも安全確実と宣伝
・ものすごく有利であればあるほど、安全確実であればあるほど、詐欺話
・リスクはきわめて簡単に目立たないように書いてある
・限定、今だけ特別、選ばれた人だけと特別感をアピール
・申し込み期間が設定されており、それが意外と短い
・人気があるので抽選になるなどと煽る
・芸能人や有名人、政治家や学者が広告塔になってる
・外国の政府、有名機関、有名大学がバックについているような話をする
・主催者が高価な腕時計や高価なアクセサリを身に着け、その金額を吹聴する
・豪華客船や豪華ホテルで派手なパーティ
・説明会は、大会場で、熱気がすごく、随所に興奮させる演出が施されている
・パンフレットや会報が異常に立派
・会社(事務所)が一等地の一流ビルにあり、受付や応接間に豪華な家具や美術品がある
・顧客になると海外旅行や一流コンサートに招待される
・大口になればなるほど有利な条件になるシステムがあったり、知人を紹介するとさらにお得というマルチ手法的要素がある
・すでに購入した会員がこんなに儲かったという話をセミナーでしてくる
・インターネットの個人ブログにあからさまにこの金融商品がすごいという宣伝的内容があたかも一般人が書いたようなふりをして書かれている
・批判的なコメントや、ネット上の批判の書き込みに対して、すぐに「法的処置を取る」などと脅す

★【小次郎講師】★
このような要素がいくつかあるとそれは詐欺商品と思っていい。TVやネットの宣伝ではたとえば次のように展開される。

【宣伝スタイル】
司会:すごいですね。こんな金融商品は他にないですね。これだと値上がりすること確実じゃないですか?
主催者:値段が上がる下がるは私の口から言えませんが、魅力的な商品であることは間違いないです。
司会:だって、あれもあって、これもあって、しかもそれもあるわけでしょ?上がらないわけないじゃないですか?すごいですね。
主催者:私もすごいと思います。
司会:これを知ったら買わないほうがバカですよね。だってこんなチャンス二度とないでしょうから。
主催者:バカって言ったら失礼です。でも、ちゃんと理解している人はみんな買うでしょうね。
司会:しかもその商品が今は期限付きで〇割引で購入出来るんでしょ?買わない選択はないです。私も買いたいです。どうやったら買えるんですか?
主催者:一点、注意が必要です。どなたでも買えるわけではありません。人気商品ですから買いたい人が殺到します。ということは抽選になります。抽選に当たって初めて買うことができます。ということで申し込んでも買えないことがしばしばあるということを理解してください。
司会:そうなんですか、それはちょっとショックです。わかりました。ということは今、悩んでいる人もとりあえず申し込んでみるといいですね。当たらない可能性が多いわけですから。で、もし、当たったらそのときはラッキーなわけですから、そのときに入金すればいいわけですね。
主催者:そういうことです。

☆【ムサシ】☆
なるほど。こういった宣伝、ときどき目にします。やっぱり詐欺なんですね。私、こんなセミナーに参加していたら間違いなく買ってますね。

★【小次郎講師】★
だろうな。ムサシ君は一番ひっかかりやすいタイプだ。すごくいい話と思えたら、それはほとんど詐欺話。世の中にはうまい話はない。

☆【ムサシ】☆
気を付けます。

【2、金利が高いということ】

★【小次郎講師】★
詐欺話でなくても気を付けなければいけないことはいっぱいある。例えば、金利に関して。金利は高ければ高いほどいいと思っている人がいる。

☆【ムサシ】☆
え?違うんですか。さっきの詐欺話は例外ですが。詐欺でなければ金利が高いほうがいいに決まっているじゃないですか?

★【小次郎講師】★
ムサシ君もそう思っているか。やはり投資リテラシーが日本人は低い。金利が高いということは、その金融商品には注意が必要と思わなければいけない。

☆【ムサシ】☆
そうなんですか?

★【小次郎講師】★
金利が高い金融商品には欠陥がある

☆【ムサシ】☆
どんな欠陥ですか。

★【小次郎講師】★
たとえば定期預金と国債を比べるとほんの少しだが国債の方が金利がいい。なぜか?定期預金も国債も満期まで持てば元本は保証されているし、利回りも保証されている。しかし、もし中途解約をしようと思ったとき、定期預金は元本が保証されているのに対して国債は保証されていない。

☆【ムサシ】☆
そうなんですね。

★【小次郎講師】★
だからその分、国債は金利が高くなっている。条件が悪いのに同じ金利だったら買う人がいなくなるからだ。



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