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【第121回】チャート分析の心得その8

2017.04.28掲載

 

皆さん、こんにちは、小次郎講師です。

 

 

こんにちは。助手のムサシです。

 

★【小次郎講師】★
さて「チャート分析の心得」。本日はランダムウォーク理論について解説したい。

☆【ムサシ】☆
ランダムウォークですか?

★【小次郎講師】★
聞いたことがあるかい?

☆【ムサシ】☆
いえ、ありませんが、無差別に歩くって意味ですね?要は千鳥足のことですか?

★【小次郎講師】★
千鳥足?そんな足は無いぞ!

☆【ムサシ】☆
お酒を飲みすぎたときの事です。

★【小次郎講師】★
ああ、そっちね。チャートには新値足とか平均足とかいろいろあるから、どんな足のチャートかと思った。

☆【ムサシ】☆
チャートとは関係ありません。酔っ払いの歩き方です。

★【小次郎講師】★
千鳥足ね。千鳥という鳥は指が前に3本あるだけで後ろにはない。これは鳥の中でも珍しく後ろに指がないためにバランスが崩れやすい。その歩き方が酔っ払いに似ているということで酔っ払いの歩き方を千鳥足と呼ぶようになった。

☆【ムサシ】☆
さすが、相場以外のことでも詳しいですね。
千鳥足の説明をしてもらえるとは思っていませんでしたよ(笑)

★【小次郎講師】★
雑談はここまで、早速本日の本題に入るとしよう。

【1、ランダムウォークとは?】

★【小次郎講師】★
ランダムウォークとは次に価格がどう動くかは全くランダムに決まり、そこには法則はないという考え方。

☆【ムサシ】☆
ランダムとは出鱈目(デタラメ)ってことですね。

★【小次郎講師】★
『random』と書き、人為的、作為的でない状態を言う。法則性がないと言ったが、サイコロでどの目が出るかなどをランダムという。長期的にはそれぞれ6分の1の確率で出るので法則性がないという言い方は誤解を招くかもしれないが、次の目がどれになるかということに関しては全く規則性がない。そして、その規則性のない動きを『ランダムウォーク』と言い、日本語では『乱歩』と言う。

☆【ムサシ】☆
おお、江戸川乱歩の乱歩ですね。そうですから、明智小五郎を生んだ天才小説家は実は江戸川ランダムウォークだったわけですね。

★【小次郎講師】★
はは、無理やりだが、まあ、そういうわけだ。

☆【ムサシ】☆
ところで、今回のコラムはチャート分析の心得のコラムですが、それと一体どんな関係が?

★【小次郎講師】★
相場の世界に「ランダムウォーク論」というのがある。価格変動は法則性がなく、全くランダムに動くという説だ。ランダムに動くのであればファンダメンタルズ分析もテクニカル分析も通用しないということになる。特にテクニカル分析の有用性を否定するときなどにこのランダムウォーク論が繰り返し持ち出される。

☆【ムサシ】☆
なるほど。

★【小次郎講師】★
ちょっと下のふたつのチャートを見てくれ。

0428小次郎01

0428小次郎02

★【小次郎講師】★
上の図はトレンド転換が非常にわかりやすい、取りやすそうな展開をした相場だ。下の図は三尊天井を付けて下がってきている。チャート分析の典型的な型だ。

☆【ムサシ】☆
ですね。

★【小次郎講師】★
ところがこのふたつは実際の価格変動をグラフ化したものでではない。パソコンで確率50%のランダム関数で数値を発生させ、それをグラフにしたらこの図になった。つまり、これらは全てランダムな動きの結果。



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