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【第114回】チャート分析の心得

2017.03.10掲載

 

皆さん、こんにちは、小次郎講師です。

 

 

こんにちは。助手のムサシです。

 

★【小次郎講師】★
本日からは新テーマ、「チャート分析の心得」。チャート分析とは一体何かということを究めていきたい。

☆【ムサシ】☆
学術的ですね。

★【小次郎講師】★
学術だけでなく、実践にももちろん大切な話だ。どうもチャート分析には「どこで買う、どこで売る」だけの表面的な解説が多いので、ここら辺でしっかりとまとめておきたい。

☆【ムサシ】☆
よろしくお願いします。

【1、価格は何によって動くか?】

★【小次郎講師】★
まずは、価格は何故動くのか?そこから考えてみよう。ムサシ君、価格はなぜ動くと思う?

☆【ムサシ】☆
何故動くのか?考えたこともありません。

★【小次郎講師】★
ここにトマトがあるとする。あるときはひとつ70円だったり、あるときは100円だったりする。何故か?

☆【ムサシ】☆
うーん、豊作だったり不作だったり、入荷する量が違ってくると価格にも影響あると聞きましたが。トマト料理がブームになるとそれも関係あるでしょうし・・・。

★【小次郎講師】★
今の話をひとことで言うと需要と供給、つまり需給になるね。

☆【ムサシ】☆
そうです。それ、需給です。

★【小次郎講師】★
需要と供給の変化によって価格が動く。つまり豊作で生産が増えれば価格は下がるし、凶作になると上がる。人気化して売れ行きが良くなると価格は上がるし、トマト嫌いが増えると下がる。

☆【ムサシ】☆
そうです。そうです。

★【小次郎講師】★
市場で取引される金融商品はどうだろう?株とか為替とか先物とかだが。

☆【ムサシ】☆
基本は同じだと思います。ファンダメンタルズの変化が価格変動の原因かと。

★【小次郎講師】★
ファンダメンタルズ!?難しい言葉を知っているな。ファンダメンタルズって一体なんだ?

☆【ムサシ】☆
馬鹿にしないでください。いわゆる材料などと呼ばれますが、金利が変化した、景気動向が変化した、会社の収支が改善した悪化したなどというやつです。

★【小次郎講師】★
上げ材料、下げ材料って良く言うよな。ファンダメンタルズの変化の中でその銘柄が上がることにつながるニュース、下がることにつながるニュースと思えばいい。ところでその材料って、ひとつの銘柄でどれくらいあると思う?

☆【ムサシ】☆
え、数ですか?

★【小次郎講師】★
たとえば米ドル/円が動く材料っていくつくらいあると思う?

☆【ムサシ】☆
わかりませんけど、いっぱいあるんじゃないですか?いろんなニュースで動きますから。

★【小次郎講師】★
そうだね。10や20じゃないだろうね。千、万、細かく言えばもっといろいろな要因が集まって価格が決定される。

☆【ムサシ】☆
でしょうね。

★【小次郎講師】★
我々はよく、アメリカの金利が上がりそうだから株がどう動くとか為替がどう動くとか分析しがちだけど、それは何万ある材料の中で、ひとつの材料に過ぎない。アメリカの金利の変化が円安につながるものだとしても、米ドル/円が動く材料は他にいっぱいあり、結果としてはどちらに動くかは定かではない。

☆【ムサシ】☆
わかります。だから難しい。

★【小次郎講師】★
ということでシンプルに考えよう。金融市場でトレードをしている人間にとって、価格が何によって動くかの答えはひとつ。売り手と買い手のバランスだ。

☆【ムサシ】☆
売り手と買い手?

★【小次郎講師】★
市場には買い注文と売り注文がある。それが合致して価格が決まる。

☆【ムサシ】☆
買いが多ければ価格が上がる、売りが多ければ価格が下がるということですね?

★【小次郎講師】★
そのとおり。そしてその買い手と売り手が合意した価格が現在の価格。価格変動のファンダメンタルズがいくらあろうと、価格が買い手と売り手のバランスで決まると理解すればシンプルになる。そしてその買い手と売り手の力関係の変化を分析するのがチャート分析。

☆【ムサシ】☆
なるほど。チャート分析が大事ですね。

【2、ファンダメンタルズ分析の欠陥】

★【小次郎講師】★
ファンダメンタルズ分析をすることは意味が無いわけではない。その銘柄の特性や現状を分析しておくことは有意義だ。しかし、それを過信すると痛い目にあう。まずは、ファンダメンタルズ分析の欠陥をしっかりと知らなければいけない。

☆【ムサシ】☆
ファンダメンタルズ分析の欠陥?

★【小次郎講師】★
価格変動の要因は先程来話しているように山ほどある。その中のいくつかを分析しても、他の要素がどうなっているかがわからない。そして、我々が知ることの出来ない価格変動の要因が実は山ほどある。



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