2016.12.16掲載
皆さん、こんにちは、小次郎講師です。
こんにちは。助手のムサシです。
★ 【小次郎講師】 ★
さて引き続き連載100回記念の続き。
☆ 【ムサシ】 ☆
勉強になります。
【7、リスク管理を極めよ】
★ 【小次郎講師】 ★
資金管理を極めたら次はリスク管理。
☆ 【ムサシ】 ☆
資金管理とリスク管理はどう違うんですか?
★ 【小次郎講師】 ★
資金管理とリスク管理はワンセット。資金管理はマネーマネージメントと呼ぶが、具体的にはポジションサイジング。
☆ 【ムサシ】 ☆
ポジションサイジングとは?
★ 【小次郎講師】 ★
資金量に対してどれくらいの取引をするか。これが大事だということは前回、いやというほど説明した。
☆ 【ムサシ】 ☆
はい、しっかりと聞きました。
★ 【小次郎講師】 ★
それに対してリスク管理とは、一番わかりやすい例はロスカットラインの設定。ロスカットラインはただ、設定すればいいというわけではない。正しく設定しなければいけない。
☆ 【ムサシ】 ☆
その正しくというのが一般人にはなかなかわからない。
★ 【小次郎講師】 ★
だから日本人はロスカットラインを設定するのが嫌いだ。しかし、これは絶対に決めなくてはいけないと肝に銘じよう。株にしてもFXにしても商品先物にしても、急な価格変動はよくある。しかも、それが思惑を外れた場合、投資家はピンチに陥る。そのとき、自分の身を守ってくれるのはロスカットラインだけ。
☆ 【ムサシ】 ☆
ロスカットラインが身を守ってくれるんですか?
★ 【小次郎講師】 ★
事前に逆指値で出しておくのが鉄則。そうすれば身を守ってくれる。
☆ 【ムサシ】 ☆
でも逆指値注文を出しておくと、一時的な動きでロスカットされちゃうじゃないですか?
★ 【小次郎講師】 ★
もちろん。
☆ 【ムサシ】 ☆
そしてロスカットされた後に価格が元に戻るってのがよくあるんですよ。そういうときに悔しくてしょうがない。ロスカットラインを設定しない人がいるというのは私理解できますね。
★ 【小次郎講師】 ★
ロスカットラインにひっかかって決済した後、価格が元に戻る、それ以上に上昇するというのはよくあること。だけどもそれでもロスカットラインで決済しなければいけない。何故なら、そこで決済しなくて、さらに急落するということも相場ではよくある。そこから身を守ってくれるのはロスカット注文だけ。
☆ 【ムサシ】 ☆
なるほど。決済してその後価格が元に戻って悔しい思いをするより、決済しなくて、さらに大きな損になることの方が致命的ですね。
★ 【小次郎講師】 ★
そういうこと。ということで、ロスカットラインに到達して損切りするときには平然と損切りする必要がある。
☆ 【ムサシ】 ☆
平然とですか?損切りなのに?
★ 【小次郎講師】 ★
平然とだ。
☆ 【ムサシ】 ☆
泣きながらではいけないんですか?私は毎回泣きながら損切りしていますが。
★ 【小次郎講師】 ★
そうやって泣きながら決済をしていると、次回はロスカットラインを決めるのはやめようという
発想になる。ロスカットラインに到達して手じまうのは必要経費。それをけちってはいけない。
☆ 【ムサシ】 ☆
なるほど、必要経費なんですね。だったらしょうがない割り切るしかないですね。
★ 【小次郎講師】 ★
そう。必要経費を払わずに収益はあがらない。そして、リスク管理でもうひとつ大事なのは自分が現在いくらリスクを取っているかをきちんと把握すること。
☆ 【ムサシ】 ☆
わかりますが、・・・もう少しわかりやすく説明してください。
★ 【小次郎講師】 ★
資金管理ともつながるが、自分の投資金に対して分不相応な取引をすると破産の確率が高くなる。
☆ 【ムサシ】 ☆
当然ですね。
★ 【小次郎講師】 ★
適切なリスクを取るということが投資においてはとても重要になる。とすると、現在の取引量が適切かどうかは、自分の投資金に対して何%のリスクを現在取っているかをきちんと把握することがとても大切になる。
☆ 【ムサシ】 ☆
なるほど、でもどうやってやるんですか?。
★ 【小次郎講師】 ★
大切だが、ほとんどの投資家がこのことを把握していない。私がセミナーでこの質問をすると正しく答えられる人はほとんどいない。
☆ 【ムサシ】 ☆
何%のリスクを取っているかなんて小次郎講師に考え方を教えてもらわない限り、自分で把握出来る人はいないでしょうね。
★ 【小次郎講師】 ★
かなしいかな、それが現実だ。
☆ 【ムサシ】 ☆
資金管理が大切だと言っている人はたくさんいますが、講師のように体系的に資金管理を教えている人がいないですもの。
★ 【小次郎講師】 ★
そういう現実があるので、私は頑張らなければいけないのだよ。タートルズのユニットという考え方は資金管理にとってもリスク管理にとっても基本となる考え方。
☆ 【ムサシ】 ☆
ユニットとは適切な1回当たりの取引量でしたね。
★ 【小次郎講師】 ★
そう。そしてそれが1日に投資用資金の1%のリスクを取る取引量となる。ということは1ユニットの取引をしていれば1%のリスク。2ユニットの取引をしていれば2%のリスクとなる。
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