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【第6回】 第1部 資金管理 5 (マネーマネージメント)

2014.06.26掲載

皆さん、こんにちは、小次郎講師です。
本日はユニットを徹底的に理解してもらうつもり。

 

 

助手のムサシです。AKB総選挙、指原莉乃残念でした。 でもそれにも負けず、さっしー、AKBで新ユニット結成だそうです。頑張れさっしー

 

★[小次郎講師]★
うるさい!それとこのユニットは関係ないぞ!

  【1、ユニット復習】

★[小次郎講師]★
1日あたり1%のリスクを取る取引量がユニット。
ユニットというのはリスクから取引量を逆算する画期的なメソッド。

☆[ムサシ]☆
そして、そのリスクを計測するために、 取引する銘柄の平均的値動き(=ATR)が必要だったのですね。

★[小次郎講師]★
そういうこと。そのATRの計算式も頭に入ったね。

☆[ムサシ]☆
ようやく。

★[小次郎講師]★
そして各商品のATRはフジトミさんのホームページで毎日発表してくれている。

☆[ムサシ]☆
こちらですね。
https://www.fits.cx/kojiro/rd/atr.html

★[小次郎講師]★
そういうこと。6月20日現在、以下の通り。

東京金48円
東京白金55円
東京ガソリン690円
米ドル/円38銭
日経平均が164円

☆[ムサシ]☆
ですね。

★[小次郎講師]★
ユニットの計算の仕方は

その銘柄の1ユニット=投資用資金×0.01÷(ATR×倍率)

☆[ムサシ]☆
ATR×倍率というのはその商品を1枚(あるいは最低売買単位)取引したときの、 1日当たりのリスクということですね。

  【2、投資用資金1千万の投資家の1ユニット】

★[小次郎講師]★
そういうこと。仮に投資用資金が1千万円の投資家とする。それぞれの銘柄の1ユニットは

——————–
【東京金のユニット計算】
1千万×0.01÷(48円×1000)=10万÷48000円=2.1
※金の1枚は1000g
——————–

☆[ムサシ]☆
金の1ユニットは約2枚ということですね。

★[小次郎講師]★
続いて白金

——————–
【東京白金のユニット計算】
1千万×0.01÷(55円×500)=10万÷27500円=3.6

※白金の1枚は500g
——————–

☆[ムサシ]☆
白金の1ユニットは四捨五入して4枚ですね。

★[小次郎講師]★
続いてガソリン

——————–
【東京ガソリンのユニット計算】
1千万×0.01÷(690円×50)=10万÷34500円=2.9

※ガソリンの1枚は50キロ
——————–

☆[ムサシ]☆
ガソリンの1枚は約3枚ですね。

★[小次郎講師]★
続いて米ドル/円

——————–
【米ドル/円のユニット計算】
1千万×0.01÷(0.38×1万)=10万÷3800円=26.3

※米ドル/円の単位は1万通貨とする。
——————–

☆[ムサシ]☆
米ドル/円の1ユニットは約26万通貨です。

★[小次郎講師]★
最後に日経平均。

——————–
【日経平均のユニット計算】
1千万×0.01÷(164円×100)=10万÷16400円=6.1

※日経225先物のミニで計算、ミニは1枚=100株
——————–

☆[ムサシ]☆
日経225ミニで約6枚ですね。

★[小次郎講師]★
そういうこと。

☆[ムサシ]☆
講師、こうやって計算すると恐ろしいことに気がつきました。
日経225先物のラージは1枚=1000株。すると

【日経225ラージのユニット計算】
1千万×0.01÷(164円×1000)=10万÷164000円=0.6

☆[ムサシ]☆
となり、1ユニットは0.6枚・・・つまり1千万円の投資用資金では日経225ラージは取引出来ないとなります。

★[小次郎講師]★
それが現実。

☆[ムサシ]☆
でも現実には日経225ラージの取引は証拠金が50万円くらいで、1千万あれば余裕で取引が出来ますね。

★[小次郎講師]★
破産したければね。

☆[ムサシ]☆
どうもついていけません。リスクを低く取りすぎじゃないですか?
リスクは低ければいいってものではないと思うんですが。

★[小次郎講師]★
それはそのとおり。リスクを抑えすぎては勝つことも出来なくなる。
だからリスクに関しては適正なリスクというのが一番ポイントとなるところ。
それを追究したのがタートルズなのだよ。

☆[ムサシ]☆
信じられない。

★[小次郎講師]★
まあ、しばらく騙されたと思って話を聞いてご覧。
何度も言うが、タートルズの1ユニットというのはあくまで、1回に取引するときのトレード量。
この後、これ以上増やしてはいけないということではないのでね。

☆[ムサシ]☆
あ、なるほど。そうですね。

  【3、1ユニットの1日のリスク確認】

★[小次郎講師]★
さて、これらの銘柄を1ユニット取引して、逆方向に1日動いたとする。
するとそのとき発生する計算上の損を検証してみよう。

☆[ムサシ]☆
1日のリスクは1ユニットの取引量×倍率×ATRで計算出来るのですね。

★[小次郎講師]★
そういうこと。1番右の数字が1日当たりのリスク額となる。どうだ?

☆[ムサシ]☆
なるほど、全ての銘柄で1日のリスクが10万円前後に揃っていますね。

★[小次郎講師]★
当たり前だね。
そういう風になるように1ユニットを調整したのだから。
つまりユニットという考え方で取引をしている限り、どの銘柄をしようと1ユニットのリスクは同じになる。
そしてそれが投資用資金の1%。

☆[ムサシ]☆
とすると同じ銘柄でも投資用資金が違うトレーダーだと1ユニットになる取引量が違うと言うことですね。

★[小次郎講師]★
そのとおり。1ユニットは投資家ひとりひとり資金量に応じて違ってくる。

☆[ムサシ]☆
そしてATRが変化するとやはり、違ってきますよね?

★[小次郎講師]★
当然。
同じ銘柄でも値動きの大きい時期と値動きの小さな時期とでは1ユニットに当たる取引量は違ってくる。

☆[ムサシ]☆
なるほど。

★[小次郎講師]★
金は昨年ATRが100円近くで動いていた。
現在は小さくなって50円前後。
1日に100円動くときと、1日に50円しか動かないときに、同じ取引量で取引しているのがアマチュアトレーダー。
当然値動きに合わせて変えなくてはいけない。

☆[ムサシ]☆
それはそうですね。よくわかります。
ところで、ATRが変化したらユニットの計算は毎日変えるのですか?
それはちょっとめんどくさいような。

★[小次郎講師]★
ATRは毎日計算しよう。
ユニットの単位の変更はタートルズは週一でやっていた。
私は大きく変化した時は週の途中でもユニットの計算を変更している。

☆[ムサシ]☆
なるほど。

★[小次郎講師]★
たとえば金しか取引しないトレーダーとする。するとたとえば金が動か なくなったらなにもやることがなくなる。半年くらい動かないことはあ るぞ。どんな銘柄でも。

☆[ムサシ]☆
なるほど。

★[小次郎講師]★
さて、今度は200万の投資家の1ユニットを計算してみよう。

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