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【第29回】 第5部 仕切りのルール 「目標利益を決めてはいけない!」

2015.06.05

皆さん、こんにちは、小次郎講師です。

 

 

 

助手のムサシです。

 

★[小次郎講師]★
本日は利益目標の設定のまとめ。いよいよ「利益確定」の最終回だ。

☆[ムサシ]☆
よろしくお願いします。

  【1、利益確定を値幅や値段で決めない!】

★[小次郎講師]★
かつてトレードをするときには、リスクラインと合わせて、目標価格を決めてスタートするようにという教えがあった。

☆[ムサシ]☆
かつて、というか今もあります。
買ったら、下がったときにはどこで損切る、上がったときにはどこで利益確定する、これを決めてトレードしなさいと、よく言われます。

★[小次郎講師]★
それが良くない。

☆[ムサシ]☆
間違っているんですか?

★[小次郎講師]★
たとえば、ある銘柄を3000円で買ったとして、ロスカットラインを2800円と設定したとする。
利益目標を3500円に設定するとか、同じ意味だが、買値から500円上がったら手じまうという風に決めることはあまりよろしくない。

☆[ムサシ]☆
え、なんでですか?

★[小次郎講師]★
考えてごらん。

☆[ムサシ]☆
たとえば、リスクリワード比率を高めたいと思ったときに、リスクリワード比率って、ロスカットするときの金額と、利益確定するときの金額の比率じゃないですか?

★[小次郎講師]★
そうだね。
正確に言うと、1回当たりの平均ロスカット金額と、1回当たりの平均利益確定金額の比率。

☆[ムサシ]☆
ですよね。で、リスクリワード比率を2にしたいと思ったとします。
リスクリワード比率2って言ったら、まずまずですよね。

★[小次郎講師]★
平均利益が平均損失の2倍あるってことだからね。まずまずだ。
一般トレーダーはこのリスクリワード比率が0.33くらいしかないと言われている。

☆[ムサシ]☆
損切りが出来ないために、損大利小のトレードになってしまうんですね。

★[小次郎講師]★
0.33とは1回の損失が1回の利益の3倍ということ。
ちなみにタートルズはリスクリワード比率が3くらいあったと言われている。
逆に利益平均が損失平均の3倍だ。

☆[ムサシ]☆
一般投資家の逆をやっているということがよくわかりますね。

★[小次郎講師]★
一般投資家が正しいトレードが出来ていないというだけだ。

☆[ムサシ]☆
先ほどの話の続きです。
一般投資家にはなかなかリスクリワード比率3は難しいのでまずは2を目指したと思ってください。

★[小次郎講師]★
ふむふむ。

☆[ムサシ]☆
そのとき、投資家が3000円で仕掛けてロスカットラインを2800円にしたとします。
損切り幅は200円ですね。それなら、まずは、利益目標をその2倍400円に設定して、3400円を利益確定ラインと設定すれば、利益が取れれば400円、失敗すれば-200円と、最終的にはリスクリワード比率が2になるというわけです。
違いますか?

★[小次郎講師]★
なるほど。趣旨はよくわかった。しかし、短絡的だ。
リスクリワード比率を高めればそれでいいという話ではない。

  【2、リスクリワード比率の正しい高め方】

★[小次郎講師]★
勝利はリスクリワード比率と勝率の関係によって決まる。

☆[ムサシ]☆
この表ですね。

★[小次郎講師]★
リスクリワード比率2.0以上あれば、勝率は35%でも勝てる。

☆[ムサシ]☆
すごい。

★[小次郎講師]★
でも、リスクリワード比率ばかり意識していると勝率35%も達成出来なくなる。

☆[ムサシ]☆
言っている意味がよくわかりません。

★[小次郎講師]★
こちらの…

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