皆さん、こんにちは、小次郎講師です。
助手のムサシです。
★[小次郎講師]★
さて、さらに激動が増した1ヶ月だったが皆さんは大丈夫だったかな?
こういうときは資金管理・リスク管理がきちんと出来ているか出来ていないかが運命を分ける。是非、気を付けて。
☆[ムサシ]☆
株式・為替・コモディティとも暴落の連鎖でしたね。 ★[小次郎講師]★
さて、市場に何が起きているのかをチャートとともにみていこう。
☆[ムサシ]☆
よろしくお願いします。
【1、世界の株価指数を見てみよう】
★[小次郎講師]★
まずはNYダウの週足を見てみよう。
★[小次郎講師]★
今回の下げが8月からスタートするまで長期安定上昇をしていたのがわかる。
☆[ムサシ]☆
6年以上も上げ続けていたんですね?しかも実に安定上昇だ。
★[小次郎講師]★
だね。他の国の株価指数も見てみよう。
★[小次郎講師]★
FTSE100、イギリスの平均株価だ。
★[小次郎講師]★
こちらはDAX。ドイツの平均株価だ。
★[小次郎講師]★
こちらはフランスの平均株価
★[小次郎講師]★
そしてこちらが中国の平均株価だ。
☆[ムサシ]☆
世界中で上昇してますね。
★[小次郎講師]★
そして日本。
★[小次郎講師]★
日本の上昇はアベノミクスが始まってから。
ということで3年弱の上昇。しかし、上昇幅はスタート時の3倍近くと大きい。
☆[ムサシ]☆
こうやって見るとやっぱり世界的株高だったんですね。
★[小次郎講師]★
そうだね。ところで・・・
質問するが、この間世界は未曾有の好景気だっただろうか?
☆[ムサシ]☆
いえ、そんな感じはしません。
日本もずっとデフレで苦しんでいたのが解決していませんし。
★[小次郎講師]★
だね。あるアナリストがこう言った。
今から100年後、後世の人が現在の世界の株価チャートを見たら、2010年から2015年を歴史的好景気の時代と勘違いをするだろうねと。
☆[ムサシ]☆
ですね。ひょっとしたら「平成景気」などと名付けられちゃううかもしれない。
★[小次郎講師]★
ところが渦中にいる我々はそんな好景気というものは全然感じていない。
☆[ムサシ]☆
まあ、若干いいのはアメリカくらいですね。
★[小次郎講師]★
それなのに何故、株価が上がっているのか?
それは、景気が悪いから金融緩和をしている。市中にはお金がじゃぶじゃぶとある。
本来なら、そのお金は研究開発や工場の拡大に使わなければいけないのだが、売れないものを作ってもしょうがないのでお金が使われない。
そのお金が株式市場に流れて、不景気の株高という不思議な状態になってしまった。
☆[ムサシ]☆
政府は株が高くなったら景気も良くなるなんて、甘い観測をしてますよね。
★[小次郎講師]★
本来は景気が良くなって株が上がるが筋なのに、株をまず上げれば、後から景気がよくなってくると思っている。
そんなに簡単なものじゃない。
ということで、世界は既にバブルだったのだ。
この事実を認識しておくことが大事。そこへきてギリシャ問題、中国問題が勃発した。
で、先ほどの長期上昇の各チャートがどうなったか、じっくりと見てもらいたい。今度は,,,
・・・
・・・
・・・