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【第16回】 「マルチタイムフレームとは?」 (2015.7.29分析)

2015.07.30掲載

皆さん、こんにちは、小次郎講師です。

 

 

 

助手のムサシです。

 

★[小次郎講師]★
さて、この1ヶ月は激動の1ヶ月だった。
ギリシャ問題・中国問題で揺れ動いた。
今少し落ち着いているように見えるが、問題は少しも解決していない。

☆[ムサシ]☆
心配ですね。いつ突然、どんな動きをするか予想できないですからね。

★[小次郎講師]★
こういうときはチャートが教えてくれる。

☆[ムサシ]☆
よくそういう話を聞きますが、結局チャートで買いにエッジがあると思っても、何か材料が出ると売りに変わっちゃうじゃないですか。
どうやったらチャートが教えてくれるんですか?

★[小次郎講師]★
そうだね。では本日はそれを教えよう。

  【1、さまざまな足で東京金を分析する】

★[小次郎講師]★
チャートにはいろんな足がある。

☆[ムサシ]☆
日足・週足・月足・時間足・分足というやつですね。

★[小次郎講師]★
時間足の中にも1時間足、4時間足、8時間足などがあり、分足の中にも、1分足、5分足、10分足、15分足、30分足、などがある。

☆[ムサシ]☆
つまり山ほどあると。

★[小次郎講師]★
そしてそれぞれのチャートで示しているトレンドが違う。

★[小次郎講師]★
こちらは東京金の日足チャート。
チャート分析のコラムで勉強してきた移動平均線大循環分析とMACDを付けている。
ちょっと分析してごらん。

☆[ムサシ]☆
移動平均線大循環分析ではステージ④のままですね。
MACDもクロスしそうにないですし、強い下げトレンドを感じます。

★[小次郎講師]★
なるほどそうだね。では今度は週足で見てみよう。

★[小次郎講師]★
週足で見るとどう分析出来る?

☆[ムサシ]☆
これはステージ③ですか。
7月の頭までステージ①だったのが短期線と中期線がクロスしてステージ②、その後短期線が長期線とクロスしてステージ③と推移してきました。
今まさに中期線と長期線がクロスをしそうなので、このクロスが完成すればステージ④、「安定下降期」にと突入します。

★[小次郎講師]★
つまり今は下降トレンドの入り口という位置づけだね。今後は月足で見てみよう。

★[小次郎講師]★
こちらはちょっとステージがわかりづらいかもしれないが、上から短期・長期・中期、つまりステージ⑥だ。
ここで長期と中期がクロスして順番を変えればステージ①となり、安定上昇の局面になる。

☆[ムサシ]☆
月足だけ見るとまだまだ下降トレンドだとは思えませんね。

★[小次郎講師]★
このように同じ金価格でも足をどれにするかでトレンドの判定が全然違ってくる。
当たり前の話だが、大きなトレンドとしては上昇の中で中局は下げ、目先はもみあいなどということはいくらでもあること。
トレンドを見極めるときには、どれくらいの期間のトレンドを見るのかということをまず明確にしておかないと間違ってしまう。

☆[ムサシ]☆
確かに、チャート分析で上昇と出ても、自分がトレードする時間軸と合わなければ、勘違いしてしまいますね。

★[小次郎講師]★
この3つの時間軸で金を分析してみると、大局(月足ベース)では上昇からもみあいに変化してきたところ。
中局(週足ベース)では上昇相場からもみあいを経て下放れして、下降相場に突入する直前といったところ。
目先(日足ベース)では、既に下降トレンド進行中ということになる。

☆[ムサシ]☆
時間軸を変えて分析するとトレンドの変化がよくわかりますね。

  【2、短い時間軸で分析する】

★[小次郎講師]★
そして、現在のような変化の激しいときにはもっと短い足も利用しなければいけない。
何かが起こると短い足からその異変を感じ取るからね。

☆[ムサシ]☆
短い足を使うことが「チャートが教えてくれる」ということにつながるわけですね。

★[小次郎講師]★
そのひとつと思って欲しい。
マルチタイムフレームの基本的考え方をお教えしよう。時間軸は以下の並び順。

★[小次郎講師]★
つまりそれぞれの足がひとつ大きな時間軸の4分の1から5分の1となっている。

☆[ムサシ]☆
なるほど、1ヶ月は4週から5週、1週は5営業日、1日は4時間×6、4時間は1時間×4、1時間は15分×4ってことですね。
日足から4時間足だけがちょっと6分の1と差がありますが、後は大体、4分の1から5分の1に収まってますね。

★[小次郎講師]★
で、まず、自分がどの足でトレードをするかを決める。
これには正解はない。
よく、どの足が一番トレンドが出やすいですかとか、初心者はどの足が最適ですか?などと聞かれるが、どの足でトレードするかは自分で決めなければいけない。

☆[ムサシ]☆
優劣はないんですね。

★[小次郎講師]★
優劣はないが、特徴はある。ちょっと…

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