皆さん、こんにちは、小次郎講師です。
助手のムサシです。
★[小次郎講師]★
本日は大循環分析の12回目。
さまざまな場面で使える大循環分析を解説していきたい。
☆[ムサシ]☆
よろしくお願いします。
【1、押し目買い・戻り売りのパターン】
★[小次郎講師]★
ステージの変化にはパターンがある。
このパターンを覚えることが大事。
☆[ムサシ]☆
パターンとは?
★[小次郎講師]★
その代表例が押し目、戻し。
押し目はステージ1→ステージ2→ステージ1というパターン、
戻しはステージ4→ステージ5→ステージ4というパターン。
☆[ムサシ]☆
なるほど。
★[小次郎講師]★
このパターンはすごく多いので、ステージ1から2へ変化したときはまた1に戻る可能性があるのでは?ということをチェックする必要がある。
ステージ4から5へ変化したときも同様。
☆[ムサシ]☆
そのときの仕掛け時は?
★[小次郎講師]★
基本は押し目買いならステージ2からステージ1に戻ったとき。
このとき、3本の線が右肩上がりであることが条件。
戻り売りならステージ5からステージ4に戻ったとき。
やはり3本の線が右肩下がりであることが条件。
☆[ムサシ]☆
なるほど。
ということはやっぱりステージ1で3本の線が右肩上がりなら買う、ステージ4で3本の線が右肩下がりなら買うという通常の仕掛けと同じですね。
★[小次郎講師]★
基本はそうだが、ここでもワンテンポ早く仕掛けられるかどうかがポイント。
買いの早仕掛け(&試し玉)はステージ6やステージ5で行うと解説したが、押し目買いではステージ2で仕掛けることになる。
☆[ムサシ]☆
なるほど、ステージ2のうちに買いを仕掛けるというパターンがあるんですね。
★[小次郎講師]★
そのときに大事なのは3本の線の間隔と傾き。
中期と長期の間隔が広く3本とも右肩上がりであれば早仕掛けの条件がそろう。
☆[ムサシ]☆
ということは上記のケースでは、ステージ2のうちに買いで仕掛けていいわけですね?
★[小次郎講師]★
そういうことだ。
もちろん、ワンテンポ早く仕掛けるときには失敗がそれなりにあるということを覚悟の上で仕掛けていくのだということを忘れないように。
☆[ムサシ]☆
戻り売りのときはこの逆で、ステージ5で売りを早仕掛け(&試し玉)ということがあるわけですね。
★[小次郎講師]★
そういうこと。
【2、もみあい放れのパターン】
★[小次郎講師]★
今度はもみあい中の大循環分析の使い方。
もみあい中にもステージ1になったり、ステージ4になったりする。
☆[ムサシ]☆
しますね。
★[小次郎講師]★
そして、そのもみあいの中でもトレンド系指標の買いシグナル売りシグナルが出てくる。
☆[ムサシ]☆
出ます。でも、もみあい相場だとほとんど失敗に終わってしまいます。
★[小次郎講師]★
ということで、トレンド系の指標を使うなら、もみあい相場でのシグナルは注意が必要。
☆[ムサシ]☆
ところで、もみあい相場かもみあい相場でないかはどう見きわめるんですか?
★[小次郎講師]★
中期と長期の線に注目すればいい。
その二つの線の間隔が狭くて横ばい状態のときはもみあい。
逆にその二つの間隔が広くて傾きがあるときはトレンド状態。
☆[ムサシ]☆
確かにもみあい相場では3本の線が横ばいで絡み合ってますね。
★[小次郎講師]★
もみあい相場で取ろうとしても取れる幅は少なく、リスクは大きい。
もみあい相場を発見したらもみあい放れを虎視眈々と狙うことが大事。
☆[ムサシ]☆
どんなもみあい相場もいずれ終わりますからね。
★[小次郎講師]★
そう。そして、もみあいの終了が新たなトレンドの発生となる。
もみあい放れを発見することが大事。
☆[ムサシ]☆
もみあい放れの見つけ方ってありますか?
★[小次郎講師]★
大循環分析を使ったもみあい放れの見つけ方を教えよう。
☆[ムサシ]☆
お願いします。
★[小次郎講師]★
もみあい相場の中にもステージの変化はある。
☆[ムサシ]☆
当然ですね。
もみあい相場の中でも短期・中期・長期の線は上に行ったり下に行ったりしますからね。
★[小次郎講師]★
つまり6つのステージがもみあい相場の中で出現する。
その中で注目はやはりステージ1とステージ4。
☆[ムサシ]☆
その他は無視していいんですね?
★[小次郎講師]★
無視していい。
もみあい放れになる可能性があるのはステージ1かステージ4のときのみ。
ステージ1で上放れる、ステージ4で下放れる、そこに注目する。
☆[ムサシ]☆
でも、ステージ1でも上放れない、ステージ4でも下放れないときもありますよね?
★[小次郎講師]★
もちろん。私が言ったのは…
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