皆さん、こんにちは、小次郎講師です。
助手のムサシです。
【コモディティ・チャネル・インデックスの巻(まき)下】
【1、移動平均線かい離率とは?】
★[小次郎講師]★
いよいよCCIの最終回。
CCIをここまで解説した情報はどこにもないので、CCIに興味を持っている人には必見と言っておきたい。
☆[ムサシ]☆
楽しみです。
★[小次郎講師]★
commodityという名前を持ったテクニカル指標CCI、これが実は移動平均線かい離率の変形であることを前回までに学習した。
☆[ムサシ]☆
計算式だけ眺めているととてもそうは見えませんでしたが、前回説明を聞いて納得しました。
なるほどそうなんですね。
★[小次郎講師]★
売買サインとしてよく言われるCCIが100以上だったら買われすぎ、-100以下だったら売られすぎというのは早計。
100以上とは何を意味するか?CCIのパラメーターを14日にしたとして、14日間の平均的移動平均線と価格のかい離幅に対して、現在が1.5倍になっているということ。
☆[ムサシ]☆
通常の1.5倍というと大きな開きのようですが、開くときはまだまだ開きますものね。
200を超えることだってある。
★[小次郎講師]★
ちなみに200を超えたということは通常のかい離幅に対して現在が3倍になっているということ。
☆[ムサシ]☆
へえ、一気に3倍ですか。
★[小次郎講師]★
前回の計算式解説を思い出してほしいぞ。
この式は100を超えるということがどういう意味かということを分析したもの。
★[小次郎講師]★
とあるが、つまりこれは
★[小次郎講師]★
ということ。ということは100以外の数値の意味はこういう式で理解できる。
★[小次郎講師]★
このX部分に任意の数値を入れればいい。
つまり200という数値の意味は0.015×200×平均偏差ということで、3×平均偏差となる。
☆[ムサシ]☆
なるほど、平均的かい離幅の3倍に一気になっちゃうんですね。
平均の1.5倍くらいならときどきはありそうですが、3倍となると、そうしょっちゅうはないですね。
★[小次郎講師]★
当たりまえだ。
【小次郎講師流テクニカル指標マスターのための5原則】
★[小次郎講師]★
ではまとめにはいるぞ。
まずは、小次郎講師流テクニカル指標勉強のための5原則から。
★[小次郎講師]★
これに添って解説していきたい。
☆[ムサシ]☆
お願いします。
【1、まずは計算式を覚える。】
★[小次郎講師]★
これは下記を覚える。
☆[ムサシ]☆
これが一番大変かも。でも意味がわかるようになったから、大変な成長かも。
【2、計算式の意味を理解する】
★[小次郎講師]★
難しそうに見える計算式だが、ムサシ君、では説明してごらん。
☆[ムサシ]☆
えーと、その意味は平均的かい離幅と比べて、現在の価格が移動平均線からどの程度乖離しているかを計算して表示しているもの。
★[小次郎講師]★
そのとおり。
【3、この指標が見ているところ】
★[小次郎講師]★
では、この指標が見ているところはなんだ?
☆[ムサシ]☆
見ているところというか、注目しているところですね。
この指標が注目しているのは、平均的かい離幅と現在のかい離がどれくらい差があるかを見比べています。
★[小次郎講師]★
うん、わかってきたねえ。
【4、買いシグナル・売りシグナル】
★[小次郎講師]★
売買サインとしては・・・「100を超えたら売り、-100を割り込んだら買い」という見方より・・・
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