マーケット情報
1月30日(月)今週の商品相場見通し
2023年01月30日
1月30日の週の商品相場見通しです。
週明けから中国市場が再開します。経済活動も本格化するとみられますが、それを期待して多くの商品市場が急伸しました。しかし、先取りしてかなり急伸しただけに、先週末には利益確定の売りに値を消す動きが中心になったといえます。
まずは、ドバイ原油が注目されます。中国の景気回復による石油需要の改善観測からWTI原油は82ドル台まで急伸。昨年末の水準まで回復しました。原油も期待先行で大きく買われたのは確かで、新規の支援材料がみられない限り、改めて中国要因で強引に買われても売り場提供になるとみています。
週末にはロシア産原油の輸出拡大が売り材料になっていました。2月にもアジア向けの輸出を拡大する見通しで、これが新たな目先の売り材料になるとみられます。
また、アメリカは2月、石油の不需要期に入ることも戻り売り有利の展開とみています。
ドバイ原油は6万6000円を上値抵抗にして、戻り売りスタンスで対処したいです。
さて、日本時間2日朝4時にFOMC声明が発表されます。0.25%から0.50%の利上げが予想されていますが、市場のFRBの金融引き締め強化の緩和・終焉観測には変わりないとみています。
NY金は1950ドルを前にして足踏みしており、200日移動平均線のある1910ドル前後までの下押しは予想されますが、そこは金標準の格好の買い場提供とみています。円高とNY金の上げ一服で、金標準は8000円割れをみせましたが、買いスタンスは継続したいところです。