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4月13日(月)今週の商品相場見通し

2020年04月13日

フジトミ チーフアナリスト齋藤和彦より、4月13日の週の商品相場見通しをお送りします。

 東京原油は、材料に関係なく、ファンドの独壇場と化しています。一方的な相場展開となり、日中取引でも夜間取引でも1000円以上のレンジで推移しており、その値動きでの利ザヤを稼ぐ仕掛けが目立っており、その流れにまずは乗るべきです。
 OPECプラスではひとまず、メキシコの参加を条件に日量1000万バレルの減産で暫定合意していましたが、10日のG20のエネルギー担当相の会合でも、議長国であるサウジとメキシコの対立は解消せず、結果的に減産合意が宙に浮いた格好で、G20を終了することになりました。
 結局、産油国の減産が実施されるかどうかも全くの不透明で、週明けの海外原油は失望売りに急落するとみられます。
 アメリカは自然減を主張していましたが、協調減産に加わることはなく、これもメキシコの消極姿勢につながったといえます。
 ところで、アメリカの原油のリグ稼働数が急減しており、2週間で17%も減少しています。トランプ大統領が減産を要請できないとしていますが、民間が減産を余儀なくされ、結果的にアメリカの減産を実施していることになりそうです。
 アメリカでの減産の急拡大が表面化する可能性もあり、意外に海外の原油相場は底固い動きになるとみています。

 イースター前に急伸したNY金ですが、強い地合いは続くとみています。各国は財政出動を活発化させていますが、非常事態だけに仕方ありません。ただ、将来的なインフレ懸念も高まっており、インフレヘッジとしてファンドが金を積み増しているフシもみられます。東京金も長期スタンスで買いを仕掛けてみたいです。

 東京ゴムは売りスタンス維持です。国内のゴム需要悪化を無視して腕力相場で買われたフシもあります。その反動安を期待しています。

 東京トウモロコシは16日の新甫5月限の発会を待ってから仕掛けたいです。天候相場を前にして、流動性の確保のためです。今後とも米EIAの石油在庫統計で示されるガソリン需要には注目したいです。

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