マーケット情報
4月4日(月)今週の商品相場見通し
2022年04月04日
4月4日の週の商品相場見通しです。
週末に発表されたアメリカの雇用統計が強い内容だったこともあり、NY金は前日の高値から30ドル以上も一時急落するなど、波乱の展開をみせています。
地政学リスクやインフレリスクで急伸しても、利上げ警戒から値を消すなど、不安定な動きですが、次回のFOMCが5月3日、4日のため、利上げ懸念も長続きしないため、地政学リスクを背景にした上伸も予想されます。
1920ドルから1950ドルのレンジで推移するとみるべきで、金標準も突っ込み買い、噴き値売りの逆張りが無難です。円安にもまた警戒して、小刻みに対処すべきです。
東京の中東産原油は、高額な証拠金がアダとなって、低調な商いを強いられ、そんな中、売り方不在が影響し、強引に買われる動きをみせています。海外原油の急落に反応しない傾向が続いています。
さて、アメリカは1憶8000万バレルの戦略備蓄在庫の放出を明らかにしましたが、5月下旬からということで、目先の売り材料としては次第にインパクトが欠けつつあり、中東産原油もまた、円安の中、買い有利の展開とみられます。
トウモロコシは、指標であるシカゴトウモロコシ新穀12月限の急伸にイマイチ反応薄で、シカゴ期近の急落を警戒しています。
週明けに今年最初の作付進捗率が発表されますが、まずは注目されます。シカゴ大豆の動向も見極めながら、臨機応変に短期勝負が無難です。