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10月3日(月)今週の商品相場見通し

2022年10月03日

10月3日の週の商品相場見通しです。

 ハリケーン「イオン」がフロリダを襲い、甚大な被害に見舞われたものの、原油を採掘するプラットフォームや石油を精製する製油所に被害はほとんどなかったようで、ハリケーンが去ってから相次いで操業を再開しています。
 さらに、景気減速懸念から週末のNY株価が急落しており、海外原油も大きく売り直され、WTI原油はまた80ドル割れを演じました。
 ところで、5日にはOPECプラスの閣僚級会合が予定されています。今回の会合では、日量50万バレルから100万バレルの減産が検討されているようで、5日の会合を意識して、週明けから海外原油の出直りも期待されます。
 このため、週明けのドバイ原油は買いを仕込み、5日の会合を待ちたいところです。ただ、会合後の上伸期待よりも、会合前に高値を付ける可能性もあり、買いも短期勝負で臨みたいところです。円安にブレーキもかかっており、7万円台は手じまい売りのタイミングとみられます。
 
 NY金は週末に1680ドル台半ばまで急伸しました。9月の高値からの下落幅の半値戻し、8月の高値からの3分の1戻しが1680ドル台にあり、目先の戻り一巡観測も考えられます。
 週末には雇用統計が発表されますが、雇用ひっ迫が指摘されるとの予想もあり、金にとってはまた厳しい環境になりそうです。
 金標準は週末の夜間取引で7760円台まで急伸しましたが、目先の高値を付けたとみて、雇用統計までは下値探りも予想され、買っても短期勝負で、大勢の流れは弱いとみられ、7700円台半ばは格好の売り場提供になるとみられます。

 トウモロコシは、シカゴ急騰にも反応せず、上値の重い展開をみせています。納会月に入って、期近限月が急落しているためで、引き続き、期近主体の動きとみられます。シカゴよりも国内の内部要因に注目したいです。

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