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8月3日(月)今週の商品相場見通し

2020年08月03日

フジトミ チーフアナリスト齋藤和彦より、8月3日の週の商品相場見通しをお送りします。

 8月に入っても、金の強い地合いは続くとみられ、買いは譲れません。新型コロナウイルスの新規感染者が世界的に急増しています。また、トランプ米大統領が1日、TikTokのアメリカでの使用停止を命じる一方、香港警察が、アメリカの市民権のある民主派を指名手配したことで、アメリカの反発も必至の情勢で、米中対立は一層難しい局面に入るとみられます。
 こうした状況の下、NY金期近8月限の2000ドルが次の目標で、そうなれば、取引中心限月である期近12月限は2020ドル台を視野に入れた展開になるでしょう。
 大阪取引所に移管したため、東京金から金標準と名称が変更しましたが、6700円台でも買いを仕掛けるべきで、今週中にも6800円台も付けるとみています。

 白金も追随してまた買い直されることになりそうですが、金買いのヘッジとして売り上がりたいところで、3100円以上は売り場とみています。

 ドバイ原油は、人気低迷の中、狭いレンジで推移するとみられます。週末にロイター通信が明らかにした7月のOPEC産油量は、協調減産幅を達成しておらず、達成率は94%にとどまりました。8月からの減産幅縮小もあり、実勢悪からWTIはまた40ドルを割り込むとみています。円安に警戒しつつ、2万9000円台は売り上がりたいです。

 移管したゴムRSS3とトウモロコシは、人気低迷でしばらく様子見が無難です。金を積極的に仕掛けたいです。

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