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6月14日(月)今週の商品相場見通し

2021年06月14日

6月14日の週の商品相場見通しです。

 アメリカの長期金利は大幅に低下しています。これまで、長期金利が低下すると、NY金の大きな上昇要因になっていました。しかし、実際には金利が低下するほど、金が売られる展開となり、週末には1870ドル台まで売られています。
 インフレは一時的にとどまるとの観測が広がり、その結果、インフレヘッジで買われていた金市場からの資金引き揚げが加速したとみられます。
 ところで、15日、16日にアメリカのFOMCが開催され、ここで現在の大規模な金融緩和の継続が確認されることになると考えられます。前回はこれをキッカケにNY金は急伸しましたが、今回は、ここまで急落しているだけに、どこまで戻すことができるか、それとも一層、下押しするか注目が必要です。
 1850ドルから1900ドルのレンジで、不安定な展開が予想されます。

 中東産原油は買いスタンス維持です。10日には世界の需要拡大から今年の夏に北海ブレントで80ドルを試すと、ゴールドマンサックスは予想しています。ただ、値位置が値位置だけに、上昇もジリ高で、買いの回転を効かせたいです。

 ゴムは引き続き、戻り売りを維持したいです。半導体不足や産地のロックダウンの影響で、自動車生産が低迷しており、ゴム在庫の積み上げは続いています。実勢悪から今週は230円を試すことも考えられます。

 トウモロコシは買いスタンス維持です。週末にバイデン政権がバイオ燃料混合義務の緩和を検討との情報が一部で流れ、シカゴトウモロコシは期近限月中心に急落しました。しかし、新穀12月限は引けにかけて買い直されるなど、小幅安にとどまっています。
 今週はこれまで以上に、コーンベルト西部とプレーンズが高温となり、最高気温は38℃を越えるともみられています。週明けから急伸するとみるべきで、追撃買いで対処すべきです。

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