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6月1日(月)今週の商品相場見通し

2020年06月01日

フジトミ チーフアナリスト齋藤和彦より、6月1日の週の商品相場見通しをお送りします。

 週末に1750ドル台まで急伸するなど、NY金の6月相場に対する期待の表れと考えたい。6月第一週にはアメリカの主要な経済指標が発表されるが、軒並み弱気な内容が想定され、安全資産としての金が買い進まれると予想される。実体経済と乖離した動きをみせたNYダウも弱気な経済指標を嫌気して値を消すと考えられ、6月第一週のNY金の一段の上昇に期待したい。
 週末に6000円の大台を回復する場面もみせているが、買いスタンスは維持しつつ、買いは5900円台で仕掛け、6000円台では利食い売りを狙いたい。

 東京白金はNY白金の先物相場にあまり連動せず、スポット価格に連動した動きをみせています。スポット価格とNY期近7月限の値位置がかなり乖離しているためだが、いずれNY期近7月限はスポット価格にサヤ寄せして、サヤ滑り必至とみられる。2900円台は今後とも売り場とみて、2800円台後半から売り上がりたい。

 週末に海外原油はNY石油製品の急騰を好感して大幅高をみせており、一気にNY原油は35ドル台に急伸しています。アメリカでの石油需要の改善期待から、石油製品が急伸しており、6月に入ってのNY石油製品の動向から目が離せません。
 東京原油は2万6000円台に急伸しましたが、2万7000円を意識した一段高も予想され、押し目買いで対処したい。

 東京ゴムは、手掛かり難の中、狭いレンジでの取引を強いられるでしょう。引き続き、見送りたい。

 久しぶりに急伸した東京トウモロコシですが、アメリカのコーンベルトでの天候リスクがないだけに、また売り直されるとみています。ただ、天候リスクを警戒する時期に入るため、臨機応変に対処したい。値動きが大きくなりそうです。

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