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5月25日(月)今週の商品相場見通し

2020年05月25日

フジトミ チーフアナリスト齋藤和彦より、5月25日の週の商品相場見通しをお送りします。

 米中の新たな火種が生まれ、一段と緊張状態が高まっており、週末のNY金の反発につながっています。中国で始まった全人代で、国家安全法を香港に導入することを審議しているため、ほぼ適用されることは確実視されています。これによって、香港での民主化運動がほぼできなくなってしまい、香港での言論の自由は失われることになります。この動きに欧米が反対を表明しており、これまで以上に米中の対立が懸念される状況になります。
 新型のコロナウイルスに対する長期的なリスクに加えて、米中対立も加わり、金の重要性は増しています。
 東京金は6000円割れをみせていますが、6000円割れは今後とも買いを仕込みたいところです。
 ただ、世界的な経済活動の再開の流れも拡大しており、一方的な上昇も考えにくく、買いの回転は効かせたいです。

 ところで、全人代では経済目標の設定を見送りました。これによって、中国の景気に対する先行き不透明さが懸念され、海外原油は週末に急落し、東京原油も高値から2000円以上の急落を強いられる場面もみせました。
 しかしながら、世界的な経済活動の再開の流れによって、石油の需給悪化は改善方向に向かっており、買い場提供になったとみています。今週も押し目買いで対処しつつ、金同様、買いの回転を効かせるべきです。
 25日に首都圏の緊急事態が解除される可能性もあり、国内のガソリン需要の改善も支援材料になりそうです。

 東京ゴムは25日に当限納会、26日に新甫発会を迎えます。週末に急落したため、新甫発会をキッカケにしてまた買い優勢の展開になることも想定され、臨機応変に対処したいです。

 東京トウモロコシは売りスタンス継続です。連休明けにアメリカ農務省が発表する作柄状況はかなり弱い内容になりそうで、シカゴ一段安が想定され、2万2000円を試すことも予想されます。

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