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5月18日(月)今週の商品相場見通し

2020年05月18日

フジトミ チーフアナリスト齋藤和彦より、5月18日の週の商品相場見通しをお送りします。

 東京金は週末に初めて6000円の大台に乗せました。NY金市場にファンド資金が改めてシフトしているためですが、以前のシフトとは大きく様相が異なります。
 4月中のシフトは新型のコロナウイルスのリスクの先行き不透明が背景にありました。ただ、経済活動の再開や治療薬に対する期待から、大きく売り直され、一時、資金引き揚げに伴って1666ドルまで急落しました。
 現在はその期待が後退し、新型のコロナウイルスのリスクの長期化を背景にして、資金がシフトされています。前回は短期的は資金シフトでしたが、今回は長期スタンスでの資金シフトとみられます。特に、NY金の12月限の取組の増加が目立っており、例年にない動きで、ファンドの長期スタンスが伺えます。
 これを踏まえると、4月の高値である1788ドルも通過点で、1800ドル乗せも時間の問題になるでしょう。
 6000円の大台に乗せた東京金も、引き続き、長期スタンスの買いで臨むべきです。

 東京白金も出遅れ感から急伸しています。銀がここにきて大きく買われているように、白金のさらなる戻りも想定されます。NY市場で玉整理を迎える6月まで、東京白金の売りは先送りしたいです。

 海外原油は期近限月中心に急伸しました。WTI期近6月限は一週間で4ドル69セントも急騰しましたが、東京原油先限に相当する11月限はたった29セントしか上昇していません。東京原油の証拠金が当初の4倍にまで引き上げられたこともあり、海外原油の上昇に対する反応はイマイチですが、ブレントやNY石油製品の出直りも大きく、東京原油も買いスタンスがしばらくは無難とみられます。

 東京ゴムは、全くの手掛かり難から狭いレンジで推移しています。25日の当限納会を踏まえると、サヤ滑りを踏まえて、売りを狙いたいです。

 東京トウモロコシは、シカゴの動きが緩慢なことから、しばらくは様子見が無難です。

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