フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

FUJITOMI market NEWS

マーケット情報

4月20日(月)今週の商品相場見通し

2020年04月20日

フジトミ チーフアナリスト齋藤和彦より、4月20日の週の商品相場見通しをお送りします。

 NY金は週末に1700ドル割れを演じるなど、週半ばの高値から90ドル以上も急落しています。
 新型コロナウイルスに対する治験薬への期待やトランプ大統領が示した経済再開ガイドラインに対する思惑買いが膨らみ、NYダウが週末に急伸しており、これを嫌気して、金市場から資金シフトしていました。さらに、NY金のチャートが悪化しており、テクニカルな売りに拍車がかかった可能性もあります。チャート上では、20日移動平均線のある1670ドル前後までの一段安も留意すべきであり、東京金も5700円を試す展開も想定しておきたいです。
 ただ、インフレリスクとしての金の買いスタンスに変わりないとみて、5700円台は押し目買いのタイミングとみています。

 WTI期近5月限は21日の納会を控えて、認証在庫であるクッシング在庫の急増を嫌気して17ドル台まで急落しています。ただし、期近8月限以降は上伸しており、ブレントも上伸するなど、全く対照的な動きをみせています。
 アメリカの原油リグは3週連続で急減し、前年同期と比較して47%も減少しています。このため、今後、予想以上にアメリカの原油生産が減少する可能性もあり、世界的な供給減を認識することになり、その他限月は堅調地合いをみせることも予想されます。
 東京原油は臨機応変に対処したいですが、ブレントやWTI期央以降の限月をみて仕掛けるべきで、波乱含みの中、短期勝負が無難です。

 東京ゴムは下げ渋りの反動で、強引に買い進まれる展開をみせました。閑散に売りなしの様相ですが、23日の当限納会に向け、実勢悪から下値探りを想定して、売りスタンス継続です。

 東京トウモロコシは新甫発会したばかりの5月限の流動性を待ってから仕掛けたいです。

新規口座開設キャンペーン開催中

コンサルタント取引限定キャンペーン1

コンサルタント取引限定キャンペーン2

一覧へ戻る

各種資料請求・WEBセミナー