マーケット情報
3月7日(月)今週の商品相場見通し
2022年03月07日
3月7日の週の商品相場見通しです。
今週も強気の商品市況が予想されます。
まず、原油ですが、石油メジャーのロシアからの相次ぐ撤退を受け、ロシア産原油の供給が大幅に減少しています。決済のリスクもあり、消費国もロシア産原油の手当てを見送っており、すでに供給は7割ほど減少しています。
原油の供給不足は長期化の様相を呈しており、今週にもWTI原油は120ドルの大台乗せも予想されます。
ドバイ原油は週末に7万1000円台まで急騰していますが、買いはそのままで、7万2000円、7万3000円も時間の問題とみています。
ロシアの供給不安から、原油ばかりでなく、非鉄、そして小麦も急騰しており、インフレ圧力が一段と高まっています。それが金の支援材料となり、NY金は2000ドルを視野に入れた展開になるでしょう。
金標準は7200円台を回復していますが、7300円、7400円台も予想され、買いは継続です。
トウモロコシの買いもそのままです。ロシアの軍事侵攻からウクライナからのトウモロコシの輸出はストップしています。また、2022年度のウクライナのトウモロコシ生産もかなり厳しい状況にあり、トウモロコシを売る理由は見当たりません。週明けからも積極買いを仕掛けたいです。
ゴムは見送りたいです。手掛かり難で先行き不透明。商いも細っており、ジリ貧も予想されます。
フジトミ証券齋藤がお伝えしました。