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12月2日(月)今週の商品相場見通し

2019年12月02日

フジトミ チーフアナリストの齋藤和彦より、12月2日の週の商品相場の見通しをお送りします。

 週末の海外原油は急落しており、高値水準から一気に3ドルも急落しました。協調減産の延長が市場のコンセンサスでしたが、それを否定するロシアのノバク・エネルギー相の発言もあり、失望売りに下げに拍車がかかったようです。
 5日のOPEC総会を前にしてサウジとロシアのエネルギー相の会合が注目され、サウジがロシアを説得するとみて、週明けは買い先行も予想されます。
 ただ、協調減産の延長だけでは、現在の需給バランスの悪化の改善につながらないため、OPEC総会を境にまた売り直されるとみられます。週明けの戻りは結果的には売り場提供になるでしょう。

 東京金は米中のリスク警戒から波乱の展開が予想され、東京金は売り買いが交錯し、レンジ取引が予想されます。

 東京パラジウムは6100円台に急伸していますが、米中の自動車触媒用のパラジウムの需要拡大からさらに上値を試すとみられ、買いスタンスは維持したいです。

 東京白金はじっくり売り場を待つ時期といえます。NY市場は12月に整理商いを強いられるため、戻りをみせてもその後の急落が予想されるためです。

 東京ゴムは売りが無難です。東京、上海ともすでに天井形成の形で、チャートも悪化しています。産地のオファー価格の上げ渋りに関係なく、かなり強引に買い進まれた東京は反動安必至で、3分の1押しの178円までの下げも想定しておきたいです。

 東京トウモロコシは、臨機応変に対処したいです。感謝祭後のシカゴトウモロコシが予想外に急伸しており、東京も大きく買い進まれるとみられますが、8日の需給報告を意識して、週末にかけては売り直されるとみています。

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