マーケット情報
12月6日(月)今週の商品相場見通し
2021年12月06日
12月6日の週の商品相場見通しです。
オミクロン株の先行き不透明さが影響して、原油相場は乱高下を繰り返しています。OPECプラスの増産継続を嫌気して、ドバイ原油5月限は4万4200円まで一時急落しましたが、その後、安値から4000円以上も急伸するなど、ひとまず、底入れの様相をみせています。
週末にJPモルガンやゴールドマンサックスなどが、2022年の原油相場に対するかなり強い見通しを示しており、ひとまず週明けは買いを仕込んでみたいです。
ただ、オミクロン株による重症化リスクが指摘されれば、市場ムードは一気に悪化するため、買いは早々手じまいするべきで、急落も警戒されます。
オミクロン株の感染力が強いことは確実視されつつありますが、ポイントは重症化するかどうかです。
金標準は、売られ過ぎ警戒もあり、ひとまず戻り賛成と考えられます。ただ、パウエル米FRB議長の議会での証言によって、12月のFOMCにおいて、テーパリングの加速が検討されることになり、また2022年の早期利上げの可能性も高まっています。このため、あくまでも自律反発の戻りであり、FOMCを意識するタイミングになれば、また売り有利の展開が予想されます。目先は押し目買いも仕掛けたいですが、長期スタンスは戻り売りを維持したいです。
ゴムは人気低迷が影響し、ジリジリと水準を切り下げています。独自の買い材料は乏しく、資金引き揚げを伴って、戻り売り有利とみられます。
トウモロコシは、納会月を迎えたことで、玉次第の動きを鮮明にしています。薄商いの中、しばらくは出番なしとみられます。