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11月9日(月)今週の商品相場見通し

2020年11月09日

フジトミ チーフアナリスト齋藤和彦より、11月9日の週の商品相場見通しをお送りします。

 アメリカ大統領選挙の混乱が続いており、その長期化リスクは高まっています。金融市場では不確実性を最も嫌うだけに、安全資産のリスク要因としての金の役割は重要性を増しているといえます。
 このため、週末に1960ドル台まで急伸したNY金の強調地合いは続くとみられます。
 ただ、この週末にバイデン候補が勝利宣言を行ったことで、トランプ米大統領の求心力低下につながれば、リスクも後退する可能性もあり、週明けのNY金の動向から目が離せません。
 一方で、国内市場では円高が進行しており、今後とも円高がリスク要因となるとみられるため、6500円台での買いは見送りつつ、6400円台では買いを仕込んでいきたいです。それでも、週明けのNY金が値崩れすれば、逆に売り有利の展開も予想されるため、臨機応変なスタンスが必要です。

 白金は、900ドル台まで上伸していますが、白金の需要悪化に変わりなく、さらに需要は後退するとみられており、国内の白金の戻り売りは維持し、3000円台は売り上がりたいです。

 原油は戻り売り継続です。アメリカでも新型コロナウイルス感染者は連日更新しており、石油需要の後退が懸念されています。実際、石油需要は悪化しており、それに関係なく、NY株価の急騰に追随して急伸した反動安を今週は強いられるとみられます。東京のドバイ原油は、円高とのダブルパンチで一段安必至とみられます。

 ゴムRSS3は上海市場の大幅安を嫌気して、週明けからまた値を消すとみられます。国内のRSS3号の供給はタイトに変わりませんが、上海市場の取引はTSRで、全くゴムの種類が異なります。価格上昇で、供給不安のないTSRの輸入が急増し、在庫は拡大しており、上海市場の急落につながっていますが、国内の需給バランスには当てはまりませんが、その急落を無視できず、追随安必至とみられます。200円台を維持するかがポイントです。

 トウモロコシは日本時間11日深夜2時に発表される生産高予想と需給報告がポイントです。かなり強い内容になりそうで、国内市場では買いで臨みたいですが、円高を無視して下げ渋りをみせた分、週明けは下げを強いられるでしょう。そこは買ってみたいです。

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