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11月30日(月)今週の商品相場見通し

2020年11月30日

フジトミ チーフアナリスト齋藤和彦より、11月30日の週の商品相場見通しをお送りします。

 一週間でNY金は100ドル近くも急落し、国内の金相場も6000円の大台割れを強いられました。
 12月早々にもアメリカでワクチン接種が始まる見通しになったこと、トランプ大統領が12月14日の大統領選挙人投票で、民主党候補のバイデン氏が勝利すれば、政権移行を容認する意向を示すなど、安全資産としての金の役割が一段と後退し、12月を前にしての大幅安を強いられています。
 12月の金相場に対する懸念も感謝祭後の大幅安につながったとみられ、NY金の1800ドル割れも通過点とみられます。国内の金標準も6000円割れは通過点になりそうです。

 11月に上伸した白金ですが、12月にはNY白金期近1月限の整理商いを強いられるため、実勢悪に変わりない中、白金の急落も予想され、白金は売り上がりたいです。

 原油は臨機応変に対処したいです。30日にOPEC総会、1日にOPECプラスの会合が予定されており、これを意識して原油市場は売りにくい状況になりそうです。現状のコンセンサスでは、現行の日量770万バレルの協調減産を3か月延長するとなっています。ただし、これでは、現在の需給バランスの悪化の改善につながらないため、OPECプラスの会合後に、知ったらしまいで急落すると考えられるため、週前半の戻りは売りを探っていきたいです。

 ゴムは強調地合いが継続するとみています。非鉄相場の急騰が続いており、これを好感して上海ゴムも急伸しています。また、産地のオファー価格も上昇しているため、国内市場も買い有利の展開が予想されます。現在のゴム相場のバロメーターは非鉄相場だけに、非鉄の動向からは目が離せません。

 トウモロコシは上伸し、2万5000円台回復も予想されます。感謝祭明けにシカゴトウモロコシが急伸しており、12月のシカゴトウモロコシの先高期待が連想されるだけに、買いが無難です。

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