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11月25日(月)今週の商品相場見通し

2019年11月25日

フジトミ チーフアナリストの齋藤和彦より11月25日の週の商品相場の見通しをお送りします。

東京白金は売りスタンスで、NY白金の行って来いの下げを待ちたいです。テクニカルな買いにNY白金が急伸し、東京白金も追随して大幅高をみせ、一週間で160円以上も上昇しました。しかし、チャートの悪化によって週末の夜間取引では3100円割れもみせました。21日は世界プラチナ投資委員会が明らかにした2020年の白金の供給過剰も下落局面では下げに拍車をかけたといえます。
 もともと需要が悪いだけに、週明けはテクニカルな売りも重なり、NYは一段安をみせ、東京白金も3100円割れは通過点として、大幅安も想定されます。週末の途転売りを推奨しましたが、売りでしばらく臨みたいです。
 東京金も売りを推奨していますが、今週はNY期近12月限の整理商いの本番となります。大量のファンドの取組がまだ存在しており、28日の感謝祭に向けて、手じまい売りが活発化し、NY金は改めて1440ドル台に急落するとみており、東京金も5050円を試すとみています。金の値崩れは白金の圧迫要因になるでしょう。
 東京原油は押し目買いスタンスで、12月を迎えたいです。原油の需給バランスの悪化に変わりありませんが、12月に予定されているサウジアラムコの上場を控えて、ファンドの強気スタンスが目立っています。サウジアラムコの上場の成功には原油相場の上昇が絶対条件でもあり、サウジの動きに対する期待先行で買い支えられるでしょう。東京原油の3万9000円割れは買い下がり、いずれ4万1000円を期待しています。
 東京ゴムは25日に当限納会、26日に新甫5月限が発会します。注目は上海ゴムが1万3000元に乗せるかどうかで、東京ゴムも臨機応変に対処したいです。
 東京トウモロコシは、逆ザヤ修正の動きから、シカゴ安や円高を無視して強引に買い進まれています。内部要因の動きを警戒しつつ、米国コーンの実勢悪から強引な上昇あれば、売り上がってみたいです。

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