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11月22日(月)今週の商品相場見通し

2021年11月22日

11月22日の週の商品相場見通しです。

 週末にNY金は急落となり1844ドル台まで売られました。ヨーロッパの新型コロナウイルスの感染拡大によってドル高・ユーロ安の動きからNY金は軟調地合いの展開となり、更に海外原油やその他の貴金属市場の急落もNY金の圧迫要因になりました。
 金標準はNY金の急落と為替の円高の動きによって6800円を割れて6745円まで売られる動きを見せています。
今週はこれまでインフレヘッジとして安くなったところは買い拾われていましたNY金が今回の値崩れによって1840ドル台を維持するか注目されます。11月10日に1840ドル台まで上昇して以降、インフレヘッジによる買いが下支えとなっていました。ただ、そのインフレの主因となっていた原油市場やその他の貴金属市場が値崩れを見せており、今後のNY金の買い支えになるか不透明となっています。更にドル高基調もNY金の圧迫要因となっていますので、目先のNY金の下値水準の切り下げを警戒したいです。このNY金の弱い基調を踏まえると、金標準も今週は弱い動きを想定したいです。

 ドバイ原油は今週、海外原油の弱い基調から下値水準の切り下げを想定したいです。週末の海外原油はヨーロッパの新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウンが圧迫要因となってWTIの1月限は75ドル割れ目前まで急落しています。週明けは先週末の急落による自律反発も想定されますが、ヨーロッパの感染拡大が引き続き海外原油の圧迫要因になると見ており、更にアメリカの戦略備蓄の放出も売り材料になり海外原油は売られやすい動きになると見たいです。ドバイ原油もこの海外原油の弱い基調予想から売り有利の展開を想定したいです。

 ゴムは週末の上海ゴムの時間外取引の急伸によって週明けは高値更新の動きが想定されます。上海ゴムの堅調地合いによってゴムも上昇する動きを見せていますが、上海ゴムは先月に1万5000元まで上昇してから崩れる動きを見せており、今回も同様の動きも想定されゴムの高値からの値崩れも警戒したいです。更にヨーロッパで新型コロナウイルスの感染拡大が広がっている事から、再び世界的な感染拡大による経済活動の悪化懸念と海外原油の軟調地合いが、今後のゴムの圧迫要因になる可能性も想定されます。このため、ゴムは230円半ばから上値を追う動きは避けたいです。

 トウモロコシはシカゴコーンが原油相場の急落によって下落し夜間立会で売られる動きとなっています。まだ原油相場の下振れも警戒されシカゴコーンの軟調地合いが想定されます。トウモロコシはシカゴコーンの弱い動きと為替の円高基調によって売り有利の展開を想定したいです。

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