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11月15日(月)今週の商品相場見通し

2021年11月15日

11月15日の週の商品相場見通しです。

 週末にNY金は1871ドル台まで上昇しました。高値警戒と週末のポジション調整によって序盤に1850ドル割れまで売られる動きになりましたが、その後は非鉄や他の貴金属市場と穀物市場の上昇がきっかけとなりインフレヘッジの買いが膨らみNY金が1871ドル台まで急伸する動きになりました。
 今週はアメリカの小売売上高や鉱工業生産指数と言った経済指標の発表や各州の連銀総裁の講演などが予定されており、アメリカの金利に対する思惑やインフレ懸念によるNY金の高値圏での乱高下も警戒されます。
 ただ他の貴金属市場だけでなく穀物市場も強調地合いが続いており、インフレ基調が今後も続くと見られNY金の下押し場面では再び買われる展開が続くとみたいです。金標準も週末は6750円台まで売られた後に再び6800円台まで買い直される動きとなっており、NY金の堅調地合い予想から金標準も下押し局面では買い拾われる展開が続くとみたいです。

 ドバイ原油は今週も海外原油の荒い値動きに翻弄される展開になると見て臨機応変に見ていきたいです。週末も弱気な月報や統計が圧迫要因となりましたが、NY株価の上昇によって上がる動きも見せ乱高下の動きとなっています。ただWTIは10日に84ドル97セントの高値をつけてからアメリカの需給バランスの改善によって下落基調となり上値水準は切り下げています。16日にはIEAの月報の発表が予定されていますが、ここ最近発表されたOPECやEIAの月報が弱気な内容が続いており、IEAも同様の内容となれば海外原油の下値水準の切り下げも警戒したいです。ドバイ原油は海外原油の弱い基調予想から下振れと見たいですが、NY株価の上昇による突発的な上昇も警戒され海外原油とNY株価の動きに対処していきたいです。

 ゴムは週末に上海ゴムの時間外が大幅続伸しています。上海ゴムは11月8日から出直りの動きを見せており、ゴムも10日から220円台を維持する動きから上値水準を切り上げています。上海ゴムの堅調地合いが続いており、国内では冬タイヤ需要の期待もあって目先は230円を試す展開を想定したいです。

 トウモロコシはシカゴコーンが上昇する動きを見せていますが、国内は内部要因によって大幅続落しています。週明けも期近主導の動きが想定されシカゴコーンの動きに逆行する展開を想定したいです。

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