マーケット情報
11月2日(月)今週の商品相場見通し
2020年11月02日
フジトミ チーフアナリスト齋藤和彦より、11月2日の週の商品相場見通しをお送りします。
先週、真っ先に指摘したゴム相場は結局、290円台まで急騰後に240円台まで急落するなど、波乱の展開をみせています。240円台まで下落した後、270円台を回復し、また240円台まで下落しています。
外資系金融機関の参加が多いため、テクニカルな動きも目立っていますが、週明けは240円台を維持するか注目されます。
RSS3号の供給タイトに変わりないため、渡し物不足からいずれまた急伸するとみられますが、チャートの悪化を背景にして、ファンド筋がどこまで売りを仕掛けるは注目されますが、底入れが確認されれば、また急伸必至とみています。
金は欧州での新型コロナウイルスの拡大からドル高・ユーロ安が進行し、NY金の下値リスクはなおくずぶっており、週末の戻りは一時的とみています。3日にはアメリカ大統領選挙の投票と開票が開始されますが、ある程度の波乱のリスクはすでに織り込んでおり、注目はドル・ユーロに絞りたいです。
原油は11月も戻り売りで臨みたいです。需給バランス悪化から、東京のドバイ原油の2万5000円割れは通過点とみています。
トウモロコシは11月からのシカゴトウモロコシの出直りを期待して、買いを仕掛けてみたいです。世界的なトウモロコシの引き合いは多く、強気の需給報告も意識され、買い直されるとみています。