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10月7日(月)今週の商品相場見通し

2019年10月07日

フジトミ チーフアナリストの齋藤和彦より今週の商品相場の見通しをお送りします。
 週末に発表されたアメリカの雇用統計は、NYダウが引けにかけて急伸したことを踏まえると、強気に評価されたといえます。失業率が49年9か月振りの低い水準になったため、アメリカの利下げの確率も引き下げられました。
 その一方、かなり弱い内容の経済指標が相次いで発表されたこと、平均時給が前月と変わらずだったこともあり、10月の追加利下げは避けられないとみられています。
 8日、9日にパウエルFRB議長が講演を予定しており、また10日、11日に米中の貿易交渉が、商品市場にとっても大きな変動要因となるため、見逃せません。
 弱気なアメリカの経済指標をキッカケにして、海外原油は急落しましたが、需給バランスの悪化がその背景にあります。週末の出直りで、目先は出直りの様相をみせつつあり、短期的には買い有利とみられます。ただ、8日発表されるEIAの月報をキッカケにまた売り直される可能性も高く、買いの手じまいも早くすべきです。10日はOPEC、11日はIEAの月報も予定されており、軒並み弱い内容が想定されています。内容次第で、WTIは50ドルを試すことも予想されます。
 NY金はNYダウ急伸を嫌気して週末に下落しましたが、パウエルFRB議長の講演、米中の貿易交渉を材料に一喜一憂の展開が想定され、小刻みに対処したいです。
 産地のオファー価格の下落基調もあり、また国内の実勢悪か東京ゴムの売りは継続したいです。8日には上海ゴム市場が再開しますが、大幅安も予想され、そのタイミングで東京の売りは軽くするべきでしょう。いわゆる、知ったらしまいの買い戻しです。
 トウモロコシは日本時間11日深夜1時に発表される生産高予想と需給報告がポイントになり、それを見極めてから仕掛けたいです。

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