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10月19日(月)今週の商品相場見通し
2020年10月19日
フジトミ チーフアナリスト齋藤和彦より、10月19日の週の商品相場見通しをお送りします。
NY金は1900ドルを挟む狭いレンジで推移するとみられます。目先は週明け発表される7-9月期の中国のGDPが注目されますが、決め手不足は否めません。22日に予定されているアメリカ大統領選挙のTV討論次第で、先行き不透明が高まれば、金に追い風が吹くとみられるだけに、押し目は拾っていきたい。
東京のドバイ原油は、戻り売りスタンスが無難とみています。週明けの中国のGDP次第で、上伸する可能性も考えられるが、そこは売り場提供になるでしょう。欧州での新型コロナウイルスの感染拡大による石油需要の悪化が引き続き、売り材料になるとみられます。
ゴムは、タイの政情不安を背景に週明けから急伸が想定されます。産地の供給不安は不透明ながら、供給不安に対する先取りから急落も警戒したいです。特に、期先はヘッジで売られ易い環境にあります。
トウモロコシは、新甫発会で、シカゴ急伸に反応すると期待していましたが、ここまでは、相変わらず、強い材料に反応薄です。シカゴトウモロコシの先高期待は高まるばかり、国内市場の値崩れは買ってみたいです。