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1月18日(月)今週の商品相場見通し

2021年01月18日

フジトミ チーフアナリスト齋藤和彦より、1月18日の週の商品相場見通しをお送りします。

 東京のドバイ原油は売り先行の展開が予想されます。ようやく、感染拡大による石油需要の悪化を売り材料に評価しており、海外原油の下げはこれからといえます。
 中国でのロックダウン拡大が、石油需要の悪化を認識するキッカケになっていますが、もともと、アメリカの石油需要も悪化しており、実勢悪を無視して上昇したWTIは50ドルを試すとみています。
 このため、東京のドバイ原油は3万4000円を試す一段安必至と考えられます。

 国内の金相場も軟調地合いが継続するでしょう。週末の夜間取引で6100円割れをみせていますが、ドル高を嫌気したNY金の大幅安が影響しています。ドル高基調の中、NY金は1800ドルを試す動きも予想しておきたいです。
 ただ、週末に発表された金ETFが急増しているため、1800ドルを維持するかもしれません。しかし、ドル高が優位に立つとみるべきで、ドル高の流れの中での買いは避けるべきです。

 白金もNY白金のチャート上でのダブルトップ形成を踏まえると、下値探りの展開が予想され、買いの出番はしばらくないとみられます。

 ゴムRSS3は戻り売りスタンス維持です。ゴムとしてはかなり割高な証拠金が影響し、買いが続かない状況を強いられています。また、中国でのロックダウンの拡大も今後売り材料になるとみて、また230円を試す展開が想定されます。

 トウモロコシは、買いスタンスを軸にして、臨機応変に対処したいです。国内市場では買い人気がイマイチで、上値の重い展開を強いられそうです。

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