マーケット情報
8月19日の週の商品相場見通しです。
2019年08月19日
東京金は、連日の上場来の高値更新の動きをみせています。安全資産として金が買い進まれているためで、東京金の5200円も時間の問題とみています。
今週は、ジャクソンホールにおいて、パウエルFRB議長の講演が予定されているため、それが注目されます。FOMC後の会見では、追加利下げに否定的でしたが、年内の複数回の利下げの可能性を示唆するか注目されます。
市場ではアメリカの景気減速懸念から9月、10月に0.25%ずつの利下げを実施すると織り込んでいる状況です。
東京白金は実勢悪と9月のNY市場の整理商いを踏まえると、戻り売りスタンスは維持し、NY白金の870ドル以上は、東京白金の売りを仕掛けたいです。
原油は、世界の石油需要の鈍化懸念から上値の重い展開を強いられており、東京原油は戻り売りが無難です。
国内の猛暑によって外出を控える向きも多く、国内のガソリン需要は思ったほど、伸びないとみられています。
東京ゴムは、逆ザヤ修正で、期近は急落し、期先のサヤが買われる展開をみせています。しかし、実勢悪に変わりはなく、世界的なゴムの需要に対する懸念から期先の170円以上は売り上がりたいです。
東京トウモロコシは臨機応変に対処したいです。19日から産地でクロップツアーが実施されるため、その中間報告によって、シカゴ市場が波乱の展開になるとみられるためです。
シカゴトウモロコシがチャート上の穴埋めを目指すとなれば、2万3000円を一気に回復することもあるでしょう。
フジトミ齋藤がお伝えしました。