マーケット情報
東京金はNY金の続伸を映して急伸
2019年05月31日
5月31日金曜日の東京金は、NY金の続伸を映して急伸しており、期先4月限は前日と比較して 19円高の 4,518円で取引を終えました。
ドル高に変わりないものの、アメリカの長期金利の低下を好感してNY金は1290ドル台に取引水準を切り上げています。
ところで、トランプ米大統領はメキシコからの輸入製品すべてに関して5%の関税を適用することを発表しています。これを受け、NYダウ先物が急落し、日経平均株価も大幅安を強いられました。
アメリカの長期金利低下からNY金は一段と上昇していますが、ドル高に変わりないため、1300ドルはかなり大きなハードルとみられます。
東京金は以前の取引レンジに逆戻りしただけで、NY金の上値余地が限定的とみれば、買いは手控えたい水準といえます。
東京白金は改めて2800円を下回るなど、売りスタンスは継続すべきで、6月からの急落を期待しています。