マーケット情報
東京金は波乱含みの値動き
2019年05月10日
5月10日金曜日の東京金は、波乱含みの値動きをみせ、期先4月限は前日と比較して 1円高の 4,526円で取引を終えました。
10時に東京金は円安を好材料に4540円の高値を示現しました。円安要因になっていたNYダウ先物が昼以降、値崩れをみせたため、円高が進行し、東京金はマイナス圏に沈むなど、値動きの荒い展開となりました。
アメリカは、中国に対する関税引き上げを実施することになりました。米中の協議ではほとんど進展がなかったとの情報も流れています。
今後予想されるのは、中国による報復関税の動きで、一層、米中の貿易摩擦は拡大するとみられます。
このため、NY金の1290ドル台回復も予想される一方、一段の円高進行もあり、東京金は4500円台前半でのもみ合いが予想されます。
東京金は円高により警戒すべきで、4500円を試す一段安も警戒しておくべきです。