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東京金は売り買いが交錯する展開
2019年05月13日
5月13日月曜日の東京金は、売り買いが交錯する展開をみせ、期先4月限は前週末と比較して 6円安の 4,520円で取引を終えました。
トランプ大統領が中国からの輸入品すべてに対して追加関税を実施するよう、USTRに指示し、13日にはその詳細が明らかにされる予定です。
米中の貿易摩擦拡大を嫌気して、週明けのNYダウ先物が急落しており、NY白金やパラジウム、そして非鉄の急落をもたらしています。
当初、株価の急落を映して安全資産として買われたNY金でしたが、その他市場の値崩れに追随して売り込まれ、東京金の下押し要因になっていました。
白金やパラジウムなどの値崩れがさらに拡大するとみられ、NY金の下押し、そして円高リスクを考慮すれば、東京金の買いは避けるべきで、4500円を試す動きも予想されます。
東京白金の3000円割れも時間の問題で、2950円も意識すべき弱い状況にあると考えられます。