原油価格を左右する要因
原油価格を左右する要因
【NY原油の価格推移】
(日足、2020年1月~2023年10月31日)
出所:Bloombergのデータを元にフジトミ証券作成
【マイナスとなった原油価格】
NY原油先物の価格は2020年4月20日に一時1バレル「マイナス40.32ドル」を記録しました。
物の価格がマイナスになるというのは、「原油を持って行ってくれたらお金を支払います」という状況です。
原油価格がマイナスになった理由は、米国内における原油の需要減と供給過剰です。
原油先物取引で成立した取引は、途中で決済しなければ納会日に受け渡しがおこなわれます。しかしながら、受け渡しがおこなわれる米国オクラホマ州のクッシングの原油タンクは満タンで入りきらない状況でした。
そのため、原油先物を買って現物を受け取ろうとしても保管ができる状況ではありませんでした。
なお、原油価格がマイナスだったのは、4月20日と4月21日の2日間で、その後、OPECプラスによる減産に加え、米国においても原油掘削のリグ稼働数が減少したこと(米国内の原油生産が減少したこと)などにより回復しています。
【米国の原油掘削リグ稼働数の推移】
(週足、2019年1月~2023年10月27日)
出所:Bloombergのデータを元にフジトミ証券作成
原油価格を左右する重要なファクターは需給バランスです。
特に注目すべき点は、新型コロナウィルスの影響で悪化した経済の回復がどのように進むのか、また、産油国の生産動向からも目が離せません。
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