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WTIやブレントは期近限月のみ上昇

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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WTIやブレントは期近限月のみ上昇

  • 2021/10/30
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
29日のNY金は、大幅な下げを強いられ、一時1770ドル台前半まで急落している。NY金期近12月限は前日比18.7ドル安の1783.9ドル、NY白金期近1月限は同3.2ドル安の1020.7ドル、NY銀期近12月限は同17.1セント安の2394.9セント。
強気の米個人消費支出が示され、インフレ懸念が加速し、米長期金利が再び1.60%を越える上昇をみせた。ドル高も進行し、b米国取引時間帯の序盤に1772.4ドルの安値を付けた。その後は米長期金利の低下に伴い、1780ドル台回復するものの、ドル高基調が続いた結果、1780ドル台での買いは限定的。来週は重要な米経済指標の発表が相次ぐこと、米FOMCも予定されており、ひとまず週末・月末要因のポジション調整も手伝って買い直されたとみる。ここまで取引水準を切り上げてきたが、この値崩れで、また下値を試す展開が警戒されている。白金は1000ドル台までまた下落したものの、前回同様、1000ドルを支援材料にしており、下げは限定的。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
29日のWTI原油は、期近限月のみ上昇し、それ以外の限月は下落している。WTI原油期近12月限は前日比0.76ドル高の83.57ドル、北海ブレント期近12月限は同0.06ドル高の84.38ドル。RBOBガソリン12月限は同1.08セント高の236.97セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同0.61セント安の247.87セント。
11月4日に開催されるOPECプラスの閣僚級会合を前にして、産油国の増産に対する消極姿勢が目先の供給タイトを警戒する動きとなり、引き続き、期近限月中心に買い進まれている。強気の米経済指標を受けたドル高を嫌気して、WTI期近12月限は81.41ドルの安値も示現したが、清算値決定にかけて買い直されることに。ブレントはNY石油製品の上昇がイマイチだったこともあり、上げ渋りをみせていた。4日の閣僚級会合では、日量40万バレル以上の増産が実施されるかどうかがポイント。日量40万バレルの増産にとどまれば、期近12月限の90ドルとの声も聞かれる。清算値決定にかけてWTI期近12月限はまた上げ幅拡大の動きをみせた。ただ、期近限月以外の値崩れもあり、期近12月限は83.70ドル台から83.30ドル台に値を消す場面も。

(CBOT大豆)
29日のCBOT大豆は、引けにかけて買い直され、上伸。期近11月限は前日比1.75セント高の1235.50セント、期近1月限は同3.75セント高の1249.75セント。
シカゴコーン同様、収穫遅れが支援材料に。大豆の方が収穫遅れを支援材料にしてもおかしくはないが、引き続き、南米の荷圧迫を警戒して、売り場提供に。ただ、コーンの強調地合いを好材料にして買い直されている。仕向け先不明で13万2000トンの成約が報告されたが、13万2000トンの成約を続けている中国とみられる。

(CBOTコーン)
29日のCBOTコーンは、続伸し、ほぼ高値引け。期近12月限は前日比6.25セント高の569.00セント、期近3月限は同5.75セント高の577.00セント。
連日の急伸やドル高もあり、ポジション調整かたがた、軟調地合いを強いられていたが、メキシコ向け27万9415トンの成約が指摘されたこと、米コーンベルトの降雨による収穫遅れが指摘され、出直りのキッカケに。上昇局面ではNYガソリンの上伸も支援材料に。エタノール生産が高水準を記録する一方、エタノール在庫が急減するなど、エタノール需要の高まりも引き続き、支援材料に。前日支援材料だった小麦は週末・月末要因のポジション調整による利益確定売りで上げ一服。ただ、小麦の先高期待に変わりなし。ほぼ高値水準で引けていることから、週明けのシカゴコーン期近12月限は5.70ドル台も意識されるという。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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