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NY金は1300ドル割れへ急落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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NY金は1300ドル割れへ急落

商品先物 有料マーケット情報
  • 2018/05/16
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
15日のNY金は大幅続落を演じ、1300ドル割れを果たした。NY金期近6月限は前日比27.9ドル安の1290.3ドル、NY白金期近7月限は同17.7ドル安の897.2ドル。
米長期金利の急上昇を受けたドル高進行を売り材料にして金市場では失望売りが膨らみ、ストップロスの売りが相次いでヒットし、期近ベースでの今年の安値を更新している。予想以上に米長期金利が急上昇した結果、NYダウも急反落を強いられていたが、株安に対するヘッジ買いの動きは全くみられず。期近6月限は1290ドル割れもみせているが、米長期金利の上昇が懸念される中、一段安を警戒する声も多い。白金も急落し、900ドル割れをみせている。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
15日のWTI原油は上下波乱の展開の中、続伸している。WTI原油期近6月限は前日比0.35ドル高の71.31ドル、北海ブレント期近7月限は同0.20ドル高の78.43ドル。RBOBガソリン6月限は同0.46セント高の220.48セント、NYヒーティングオイル期近6月限は同0.06セント安の224.90セント。
強気の在庫統計が想定されていることもあり、買いが先行し、欧州時間帯にNY石油製品の強調地合いを手伝って、WTIは71.92ドルの高値を示現した。しかし、さすがに連日の急伸に対する高値警戒もあり、72ドルを前にして足踏みをみせた。一方で、ドル高進行を警戒した手じまい売りが次第に膨らみ、一時に70.42ドルまで急落。ブレントも高値から急落し、78ドル割れをみせた。その後は、在庫統計を期待した値ごろ買いが再燃し、WTIは71ドル台半ばまで戻している。強気の在庫統計が想定される状況でなければ、米長期金利の急上昇とそれに伴うドル高、また株式市場の急落の混乱もみられるだけに、原油は下落していたとの指摘も挙がっていた。

(CBOT大豆)
15日のCBOT大豆は高値から大きく値を消し、小反落。期近7月限は前日比1.50セント安の1016.25セント、新穀11月限は同0.50セント安の1022.75セント。
アジア時間帯でテクニカルな買いに急伸したが、結果的には南米や米国の生産者の売りを浴びて高値から20セント前後もその後急落している。コーンや小麦の堅調地合いから、プラス圏まで戻す場面もあったが、結果的に小幅安で取引を終えた。大豆のかなり順調な作付とドル高による米国大豆のさらなる輸出後退も警戒されていた。

(CBOTコーン)
15日のCBOTコーンは作付遅れ懸念の台頭で急伸している。期近7月限は前日比5.50セント高の402.00セント、新穀12月限は同5.00セント高の419.25セント。
米コーンベルトでの降雨がしばらく予想されており、作付遅れ懸念を材料にして期近7月限は4ドル台を回復した。前日引け後に発表された作付進捗率はほぼ平年並まで回復し、主産地ではミネソタとサウスダコタを除いて作付の終盤戦を迎えていることから、降雨による作付遅れが過剰反応ともみられる。作付後のコーンにとっては恵みの雨となる。テクニカルな買いも影響して、ほぼ高値水準で取引を終えたが、週末から週明けにかけて反落リスクも警戒すべき。

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