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NY金は高値から大きく値を崩し、マイナス圏示現も

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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NY金は高値から大きく値を崩し、マイナス圏示現も

  • 2020/09/16
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
15日のNY金は、清算値ベースでは上昇しているが、その後、再びマイナス圏に値を消すなど、波乱の展開を強いられた。NY金期近12月限は前日比2.5ドル高の1966.2ドル、NY白金期近10月限は同23.5ドル高の982.2ドル、NY銀期近12月限は同10.9セント高の2746.4セント。
アジア時間帯にドル安・ユーロ高を手掛かりにして買いが促され、その後の欧州時間帯でストップロスの買いがヒットして1982.4ドルの高値示現へ。ただ、1980ドル台は瞬間的で、1980ドルをあっさり割り込んだ。米FOMCを前にしての利益確定売りの目標になったこと、ドル安・ユーロ高はすでに一巡していたこともあり、その後のドル高を嫌気して、米国取引時間帯には利益確定売りが促され、今後はストップロスの売りが相次いでヒットし、1955.6ドルの安値示現もみせた。1960ドル台を回復し、清算値ベースではプラス圏を回復したが、その後、マイナス圏に値をまた消すなど、ドルに振り回される不安定な値動きを強いられた。米FOMCで新たな金融政策が示されることが期待されているものの、知ったらしまいの下げを警戒していること、株式市場への資金シフトも懸念され、金の上昇は長続きせず。NY株価の続伸を好感して白金・パラジウムは続伸している。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
15日のWTI原油は、反発。WTI原油期近10月限は前日比0.99ドル高の38.55ドル、北海ブレント期近11月限は同0.92ドル高の40.53ドル。RBOBガソリン10月限は同3.13セント高の113.81セント、NYヒーティングオイル期近10月限は同0.59セント高の109.93セント。
米メキシコ湾でハリケーン「サリー」が勢力を強め、米ガルフ地域に接近しており、石油関連施設の一時停止の動きが拡大している。今回は、アラバマ州に接近しており、前回のハリケーン「ローラ」のような停止の規模には至っていないが、ハリケーンシーズンに入ったことで、リスクを警戒して思惑買いも台頭していた。また、製油所のメンテナンスも今後拡大するとみられ、石油の供給不安は指摘され、特にNYガソリンが急伸し、清算値決定後も上げ幅を拡大していた。ハリケーン「サリー」後にも米ガルフに接近する熱帯低気圧は多く発生している。

(CBOT大豆)
15日のCBOT大豆は、利益確定売りに反落している。期近11月限は前日比7.50セント安の992.00セント、期近1月限は同7.50セント安の995.75セント。
新穀11月限は前日の高値である10.0875ドルを上抜けることができず、高値警戒感の台頭から利益確定売りを誘って反落し、10ドル割れを強いられた。中国の買い付け期待で10ドル台まで急伸したことで、目標達成感も台頭し、高値から10セント以上も売り込まれたこともあり、チャートの悪化のみられ、テクニカルな売りも助長していたという。NOPAが明らかにした8月の大豆の圧砕高が弱い内容だったことも下げ幅を大きくしたとみられる。新穀11月限はひとまず、9.90ドル台を維持しているが、さらなる調整安を意識する声は多い。

(CBOTコーン)
15日のCBOTコーンは、反落。期近12月限は前日比3.25セント安の366.25セント、期近3月限は同3.00セント安の376.00セント。
大豆同様、利益確定売りが台頭していたが、コーンの場合、収穫進展が示されたことで、ハーベストプレッシャーが意識される状況となり、下押し要因になっていた。作柄は低下しているものの、現時点ではほぼ平年並に近い水準である。また、収穫面積がかなり高い水準のため、生産高予想の水準自体、豊作が見込まれており、その結果、収穫によるハーベストプレッシャーが警戒され、利益確定売りを助長したとみられている。新穀12月限は3.71ドルが目先の高値とみられるが、3.60ドル台での下値固めの様相も。CME豚肉相場は反発しているが、支援材料になり切れず。

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