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NY金は続騰

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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NY金は続騰

  • 2020/05/15
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
14日のNY金は、大幅続伸し、1740ドル台に水準を切り上げている。NY金期近6月限は前日比24.5ドル高の1740.9ドル、NY白金期近7月限は同5.2ドル高の775.0ドル、NYパラジウム期近6月限は同7.5ドル高の1798.2ドル。
欧州時間帯では1720ドル台で推移していたが、米国取引時間帯に入って、ストップロスの買いがヒットして、1730ドル台に上伸すると、その後、一気に1740ドル台に乗せ、その勢いで1746.5ドルの高値を付けた。新型のコロナウイルスのリスクに対する長期的なスタンスから、安全資産として金に資金がシフトしている模様。NYダウは反発しているものの、経済に対する先行き不透明もあり、株高でも金は続伸している。米長期金利がさらに低下したことも、金の一段の上伸に弾みを付けたとみられるが、4月半ばに付けた1770ドル台も視野に入っているとの声も挙がっていた。金の急伸を好感して白金は反発しているが、欧州での自動車生産の再開も極めて限定的なこともあり、自動車用触媒の改善には至らず、上値はなお重い。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
14日のWTI原油は、期近限月中心に急反発しており、ブレントやNY石油製品でも同様である。WTI原油期近6月限は前日比2.27ドル高の27.56ドル、北海ブレント期近7月限は同1.94ドル高の31.13ドル。RBOBガソリン6月限は同6.18セント高の91.45セント、NYヒーティングオイル期近6月限は同6.34セント高の82.44セント。
WTI期近6月限は27ドル台に急伸し、さらに順ザヤ幅を縮小している。順ザヤ幅の修正が期近限月の急伸につながり、全面高の主因となっていた。ところで、IEA(国際エネルギー機関)は月報を日本時間14日午後5時に月報を公表している。世界の石油需要は2019年の平均需要と比較して、4月は日量2520万バレル減、5月は2150万バレル減、6月は1300万バレル減との見通しを示した。2020年平均では日量860万バレル減とし、前月予想から69万バレル、減少幅を拡大している。次第に需要の落ち込みが改善され、また2020年度の需要減の平均を860万バレルと指摘したことで、それを産油国の減産幅を下回ることになり、需給バランスの改善につながるとの公的的な見方が台頭し、次第に上昇することに。米国取引時間帯に入り、26ドル台前半でもみ合いをみせていたが、26.50ドルを上抜くと、ストップロスの買いがヒットして、一気に27ドル台に急伸している。WTIの認証在庫であるクッシング在庫の減少も、期近買いの要因とみられている。清算値決定にかけ、石油市場全面に上げ幅を拡大する動きをみせた。

(CBOT大豆)
14日のCBOT大豆は、小幅続落。期近7月限は前日比2.00セント安の837.50セント、期近11月限は同1.25セント安の844.25セント。
注目の週間輸出成約高は約110万トンで、事前予想の70万から150万トンの範囲内だった。中国向けの輸出に対する期待もイマイチで、期待先行で上伸した結果の値崩れだけに、新規の買い材料を必要とする状況にある。期近5月限が納会を迎えたが、すでに期近7月限とのサヤは近く、サヤ滑りは考えにくい。

(CBOTコーン)
14日のCBOTコーンは、狭いレンジの中、小幅続落。期近7月限は前日比1.00セント安の317.25セント、期近12月限は同1.25セント安の331.25セント。
狭いレンジながら、20日移動平均線を上値抵抗として、上値の重い展開を強いられていた。米農務省が明らかにした週間輸出成約高は約163万トン。事前予想の110万~210万トンの範囲内で、市場の反応はイマイチ。WTIやNYガソリンが急伸したものの、全く反応せず。それだけ、コーン市場での買い戻しにもつながらず、コーン自体の供給過剰に懸念も強いようだ。トランプ米大統領が示した農産物の政府の買い入れも支援材料になっていない。目先は週末要因のポジション調整が予想されるが、戻りも限定的に。

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