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NY金は続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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NY金は続伸

  • 2021/10/29
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
28日のNY金は、波乱含みの中、続伸。NY金期近12月限は前日比3.8ドル高の1802.6ドル、NY白金期近1月限は同4.6ドル高の1023.9ドル、NY銀期近12月限は同7.1セント安の2412.0セント。
7-9月期の米実質GDPが予想を下回ったことを受け、金は1812.7ドルを示現するなど、一時急伸している。それまで1800ドルを挟む動きをみせていたこともあり、一気の急伸をみせた。ただ、NY株価の堅調地合いもあり、安全資産としての買いも一時的となり、高値示現から1時間後には1793.1ドルの安値を付けた。米FRBによるテーパリングが12月開始の思惑もあり、金は1800ドル台回復している。しばらく1800ドルを挟む動きが予想されるものの、着実に取引水準を切り上げている。白金は反発。1000ドルの大台維持から、テクニカルな買いが台頭していた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
28日のWTI原油は、期近限月中心に買い戻され、期近12月限は小反発。ただ、その他限月は弱含みのままで、逆ザヤ幅が拡大している。WTI原油期近12月限は前日比0.15ドル高の82.81ドル、北海ブレント期近12月限は同0.26ドル安の84.32ドル。RBOBガソリン12月限は同2.03セント安の235.89セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同2.14セント安の248.48セント。
米EIAの在庫統計で、価格高騰による需要悪化(レーショニング)が確認されたこともあり、手じまい売りが台頭、82ドルを割り込むと、ストップロスの売りが相次いでヒットし、WTI期近12月限は80.58ドルの安値示現まで急落。ただ、産油国が増産要請に応じる動きもないため、欧州取引時間帯には82ドル台回復へ。その後、イランとの核合意進展によるイランの原油生産増加観測や弱気な米GDPによる米国での石油需要の伸び悩みも再認識され、80.80ドルまで値崩れした。しかし、米国取引時間帯では、産油国の消極姿勢が認識され、結果的に期近限月中心に大きく買い直されている。NY石油製品は需要後退から続落しており、それにリンケージしているブレントの戻りは限定的。

(CBOT大豆)
28日のCBOT大豆は、反落。期近11月限は前日比4.75セント安の1234.50セント、期近1月限は同4.00セント安の1245.75セント。
序盤は中国の米国大豆の買い付け観測から続伸していたが、大豆油の軟調地合いもあり、小麦相場の強調地合いは支援材料になり切れず。引き続き、南米の順調な大豆の作付とブラジルの過去最高の生産高見通しも圧迫要因になっていた。ポスト=ハーベストの動きは表面化せず、小麦買い・大豆売りのスプレッドの目標にもなっていた。

(CBOTコーン)
28日のCBOTコーンは、小麦の急伸に追随して続伸。期近12月限は前日比5.75セント高の563.00セント、期近3月限は同5.50セント高の571.50セント。
前日の急伸に対する調整もあり、軟調地合いを序盤から強いられていた。NYガソリンの続落も圧迫要因に。ただ、世界的な供給タイトを背景に小麦が急伸したことで、飼料用穀物の需要拡大観測につながり、コーンも買い進まれることに。ミネアポリスの春小麦相場は2011年6月以来、シカゴ小麦は2013年2月以来の高値を示現している。コーン期近12月限は前日の高値更新を演じた。ただ、5.70ドルに対する抵抗もあり、小麦の上げ幅縮小も影響し、上げ一服。欧州でのコーンの供給不足から米国産への需要増加も期待されていた。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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