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NY金は続伸も、株価急伸を嫌気して上げ幅縮小へ

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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NY金は続伸も、株価急伸を嫌気して上げ幅縮小へ

  • 2020/11/14
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
13日のNY金は、欧米での新型コロナウイルス感染拡大を警戒して続伸している。NY金期近12月限は前日比12.9ドル高の1886.2ドル、NY白金期近1月限は同12.0ドル高の896.0ドル、NY銀期近12月限は同46.9セント高の2477.5セント。
週末要因のヘッジ買いも台頭し、一時、1895.8ドルまで急伸したが、NY株価の強調地合いもあり、1900ドルに対する抵抗もみられ、高値から10ドル以上も値を消すことに。それでも、1880ドル台は維持している。米製薬大手ファイザーによるワクチン開発で、安全資産の役割後退から金は急落したが、ひとまずワクチン開発の圧迫要因は後退しているが、それでも株式市場の堅調地合いが予想外の展開に。欧米での新型コロナウイルス感染拡大が景気に悪影響を与えると懸念され、金は買われたが、景気悪化懸念でも株価が急伸しているため、今後とも金の戻りは限定的との声も多い。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
13日のWTI原油は、40ドル台を維持するものの、続落。WTI原油期近12月限は前日比0.99ドル安の40.13ドル、北海ブレント期近12月限は同0.75ドル安の42.78ドル。RBOBガソリン12月限は同3.17セント安の112.54セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同2.91セント安の120.42セント。
欧米での新型コロナウイルス感染拡大による石油需要の悪化がなお懸念材料になっていた。また、リビアが近いうちに日量120万バレルの原油生産を達成するとの情報も圧迫要因に。11月7日時点で日量100万バレルの生産に達しており、日量120万バレルとなれば、内戦前の水準に戻すことになる。リビアが指摘した通り、1か月で日量10万バレルの水準から急増することになる。OPECプラスによる協調減産の調整が検討されているものの、リビアの増産分、OPECプラスは大幅な減産幅拡大を強いられることになるが、厳しい対応になるとの見方も多い。今週発表されたOPECやIEA月報での世界の石油需要の下方修正も売り材料に認識されていた。ただ、NY株価の急伸もあり、WTI期近12月限は40ドル台維持へ。

(CBOT大豆)
13日のCBOT大豆は、反発。期近1月限は前日比2.50セント高の1148.00セント、期近3月限は同4.00セント高の1148.75セント。
前日の急反落に対する値ごろ買いが台頭し、買い修正の展開となった、10日に米農務省が示した需給報告で、米国大豆の期末在庫が7年振りの低い水準となり、在庫率も供給タイトとされる4.2%まで低下していた。改めて米国大豆の供給不安が認識され、早々に買い直された模様。米農務省が朝方発表した週間輸出成約高は146万8400トンで、事前予想(80万~180万トン)の範囲内だったが、今後とも中国の買い付けが期待されるとのムードに変わりなし。一時、10セント以上も急伸したが、週末要因の利益確定売りに上げ幅縮小へ。原油安が重石になっていたという。

(CBOTコーン)
13日のCBOTコーンは、引けにかけて売り直され、期近12月限以外は小幅続落となった。期近12月限は前日比1.00セント高の409.25セント、期近3月限は同0.25セント安の418.00セント。
大豆や小麦の出直りが支援材料となり、安値から10セント近い戻りをみせた。米農務省が明らかにした週間輸出成約高は97万8400トンで、事前予想(70万~160万トン)の範囲内だった。ただ、4.00ドル台を維持したこともあり、今週に入っての急落に対するポジション調整の買い戻しが米国取引時間帯に入って膨らんだようだ。なお南米の天候回復による作付進展は警戒されているため、来週も上値の重いレンジ取引が予想されているが、期近12月限の整理商いの動きも警戒されている。引けにかけて軟化したが、南米の天候回復がネックになり、売りヘッジを浴びた模様。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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