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NY金は米FOMC声明発表後に急落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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商品市場情報

NY金は米FOMC声明発表後に急落

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/09/19
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
18日のNY金は、清算値ベースでは上昇しているが、米FOMC声明発表に一時急落するなど、波乱の展開をみせている。NY金期近12月限は前日比2.4ドル高の1515.8ドル、NY白金期近10月限は同9.6ドル安の934.6ドル、NYパラジウム期近9月限は同15.5ドル安の1582.2ドル。
米FOMCは0.25%の政策金利の引き下げを実施した。一部では0.50%の引き下げを期待する声もあったが、結果的には知ったらしまいの展開をみせ、金は1505.0ドルまで一時急落し、発表前の水準から10ドルも急落した。その後、1510ドル台回復をみせるが、また売り込まれるなど、上値の重い展開となった。10月以降の追加利下げを示唆したものの、具体的でなかったことから、1500ドル台を維持するものの、新規に金を買う動きにはならず。金以外に、銀と白金も米FOMC声明後に安値更新をみせた。白金はパラジウムの急落もあり、一段安へ。南アのストライキ懸念が後退したためで、供給不安の後退がパラジウムの値崩れにつながっている。白金は930ドルを下回ると、下げ幅を大きくしていた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
18日のWTI原油は、続落。WTI原油期近11月限は前日比1.06ドル安の58.04ドル、北海ブレント期近11月限は同0.95ドル安の63.60ドル。RBOBガソリン10月限は同1.74セント安の165.77セント、NYヒーティングオイル期近10月限は同1.63セント安の197.33セント。
引き続き、サウジの供給不安が大きく後退しており、圧迫要因になっていた。米EIAの在庫統計で、原油在庫は前週比105.8万バレル増、ガソリン在庫は同78.1万バレル増、中間留分在庫は同43.7万バレル増となった。前日発表された米APIの在庫統計よりも、強い内容だったこともあり、WTI期近11月限は発表後に57ドル台後半から58ドル台に水準を切り上げた。しかし、そこは売り場提供となり、戻りをみせた水準から2時間後には57.58ドルの安値を付けることとなった。サウジの供給不安が売りを活発化させていた。その後、58ドル台を回復していたが、清算値決定にかけて売り直されたが、NYダウが下げ幅を大きくしたためとみられる。

(CBOT大豆)
18日のCBOT大豆は、利食い売りに下落。期近11月限は前日比4.75セント安の889.00セント、期近1月限は同4.25セント安の903.00セント。
米コーンベルトは平年よりもかなり気温が高く、降霜リスクはほぼ解消している中、新穀11月限の9ドルを壁にした動きも影響して、戻り高値圏にあるシカゴ大豆の利食い売りを助長したとみられる。大豆売り・小麦買いのスプレッドも目立っていた。米中の貿易交渉を控えており、下値も意外に限られたという。

(CBOTコーン)
18日のCBOTコーンは、小麦急伸を支援材料にして反発。期近12月限は前日比3.75セント高の371.75セント、期近3月限は同3.25セント高の383.25セント。
小麦がテクニカルな買いに上伸しており、コーンの支援材料になっていた。新穀12月限は20日移動平均線のある3.65ドル台を維持したこともあり、コーン市場でもテクニカルな買いが支援材料になっていたという。ただ、米コーンベルトの収穫に理想的な天候が続いており、戻りも限られていた。また、ブラジルの2019年度のコーンの生産高予想は1憶0230万トンで、前年度比2.3%増の見通しも示された。まだ、ブラジルのコーンの作付は本格化していないが、将来的な荷圧迫も警戒されている状況に変わりなし。

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