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NY金は清算値ベースで小幅安

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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NY金は清算値ベースで小幅安

  • 2020/12/05
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
4日のNY金は、清算値ベースで小幅安。NY金期近2月限は前日比1.1ドル安の1840.0ドル、NY白金期近1月限は同34.2ドル高の1072.8ドル、NY銀期近3月限は同39.9セント高の2357.8セント。
一段のドル安・ユーロ高を受け、貴金属全面高となり、金も買い進まれていた。米雇用統計後に1850ドル台示現と、1836ドルまでの値崩れの波乱の展開をみせたが、発表から40分後には1852.7ドルの高値を付けた。ドル安がさらに進行したためで、20日移動平均線までの戻りも予想された。しかし、ドル安・ユーロ高にブレーキがかかると、金は高値から20ドルも値を消し、1832.0ドルの安値を付けた。ドル安を材料にして今週、急騰したことに対する利益確定もあり、その後、1840ドル台回復も、戻りはイマイチ。前週の急落要因だったワクチンが今週は対照的に強力な支援材料になるなど、結果的には為替相場に大きく左右されることになったが、ワクチン接種が開始された後の金の動きもポイントに。前週のように値崩れを警戒する向きもあるが、さらにドル安が進行するとの期待もある。NY株価の上昇や米長期金利の急上昇は金の圧迫要因になっていた。さて、今週連騰を続けた白金はさらに続伸し、1093.1ドルの高値を付けた。期近ベースで2016年9月以来の高水準である。欧州でのディーゼル車の販売縮小が決定される前の水準まで戻したことになるが、白金の需要が拡大する動きもみられないだけに、市場規模が小さい白金がファンドの資金シフトの狙い撃ちに合ったためとみられている。1100ドルに抵抗をみせたが、白金急騰のキッカケが非鉄相場の急騰だけに、非鉄相場の週明け以降の動きもポイントに。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
4日のWTI原油は、続伸し、46ドル台に水準を切り上げている。WTI原油期近1月限は前日比0.62ドル高の46.26ドル、北海ブレント期近2月限は同0.54ドル高の49.25ドル。RBOBガソリン1月限は同0.68セント高の126.85セント、NYヒーティングオイル期近1月限は同0.97セント高の140.30セント。
前日のOPECプラスの閣僚級会合で、来年1月から日量50万バレル増産し、その後の増産に関しては毎月の会合で協議することが決定した。当初は200万バレルの増産が計画されていたことから、増産幅が後退したことを好感しているという。ただ、会合前は現在の協調減産幅の3か月延長を想定していたため、増産の動きは圧迫要因になるとみられていたが、週明けからのワクチン接種を控えたドル安進行も影響し、売り材料は圧迫要因に評価されず、結果的に続伸している。46ドルを上抜き、ストップロスの買いがヒットし、一気に46ドル台半ばまで急伸。その後は何度も46ドル割れをみせていたが、NYダウの上伸を好材料にして、清算値決定にかけてまた買い進まることに。OPECプラス以外の産油国の大幅増産や感染拡大による需要悪化は無視され、ワクチン接種に対する期待がかなり強く、その後の石油需要の改善期待もかなりあるようだ。しかし、ワクチン接種は医療従事者がまず優先され、それが完了するのも来春になるだけに、期待先行の反動安も週明けには想定されるが。

(CBOT大豆)
4日のCBOT大豆は、やや波乱含みの中、反落。期近1月限は前日比6.75セント安の1161.50セント、期近3月限は同7.00セント安の1163.25セント。
米国取引時間帯では軟調地合いを強いられていたが、コーンと小麦の下落とブラジルの天候回復、中国による買い付けの動きがみられないことが圧迫要因に。その前の欧州取引時間帯ではドル安を好感して上伸し、11.70ドル台回復もみせていた。中国の成約が止まってしまったが、12月以前に大量に成約したためとみられている。ただ、実際の輸出に相当する輸出検証高が好調なため、成約高が低調でも、今後の成約に対する期待は根強い。

(CBOTコーン)
4日のCBOTコーンは、小麦安に追随して反落している。期近3月限は前日比6.25セント安の420.25セント、期近5月限は同6.25セント安の422.50セント。
シカゴ小麦は黒海周辺の晴天と米プレーンズ南部の恵みの雨が圧迫要因に。また、豪州の大豊作とカナダの生産高上方修正も影響し、軟調地合いを継続している。この小麦の値崩れもあり、コーン期近3月限は一時4.20ドル割れをみせた。ただ、値ごろ買いもみられ、4.20ドル割れは一時的。メキシコ向け18.2万トンの成約が米農務省によって明らかにされたこともあり、輸出による期待から4.20ドル割れは買い場提供になっていた。期近3月限の4.20ドル台での取引は続くとみられる。ただ、引けにかけて小麦が一段と急落したため、コーンも大きく売り込まれており、改めて4.20ドルを試す動きもみせていた。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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