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NY金は波乱含みの中、清算値ベースでは小幅続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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NY金は波乱含みの中、清算値ベースでは小幅続伸

  • 2020/11/17
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
16日のNY金は、40ドル近いレンジで推移するなど、波乱の展開を強いられる中、清算値ベースでは小幅続伸となった。NY金期近12月限は前週末比1.6ドル高の1887.8ドル、NY白金期近1月限は同31.5ドル高の927.5ドル、NY銀期近12月限は同2.7セント高の2480.2セント。
週明けのアジア取引時間帯は買いが先行し、1898.0ドルの高値を示現。1900ドルに対する期待が膨らんだが、NY株価の強調地合いを次第に警戒する動きとなり、1880ドル台に値を消し、マイナス圏に沈む場面もみられた。その後、欧州時間帯に入って、新型コロナウイルス感染拡大を警戒した買いにまた1890ドル台を回復したが、買いも長続きせず1890ドルを挟む動きをみせていた。その後、1887.0ドルを割り込むと、ストップロスの売りが相次いでヒットし、一気に1861.5ドルまで急落。瞬間的に20ドル以上も急落することに。米モデルナがワクチンに関する臨床試験で、94.5%の有効性がみられたと発表したことで、また、安全資産としての金市場からの資金シフトが加速したためとみられる。また、期近12月限の整理商いも下げに拍車をかけたと考えられる。その後、また買い直され、米国取引時間帯には1895.0ドルの高値示現も、1890ドル台は維持できず。清算値決定にかけて1880ドル台に沈んでいる。清算値決定後は1880ドル台で推移するものの、マイナス圏に沈むなど、不安定な動きを継続させた。1900ドルの上値の重さを確認する一方で、1880ドル割れでも買い意欲は旺盛で、1880ドル台がひとまず、居心地の良い水準とみられる。白金は株価の強調地合いを好感して一時、930ドル台回復をみせた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
16日のWTI原油は、急反発している。WTI原油期近1月限は前週末比1.17ドル高の41.57ドル、北海ブレント期近1月限は同1.04ドル高の43.82ドル。RBOBガソリン12月限は同2.14セント高の114.68セント、NYヒーティングオイル期近12限は同2.47セント高の122.89セント。
週明けからNYダウ先物の急伸を好材料にして買い戻されていた。取引中心限月である期近1月限は41ドル台半ばまで買い直されるなど、出直りムードが支配的に。そんな中、米モデルナが臨床試験でワクチンの94.5%に有効性が示されたと発表し、株価は一段と急伸。原油はそれに追随して買いが先行。期近1月限は米国取引時間帯に入って42.35ドルの高値を示現した。しかし、原油のファンダメンタルズに関係ない高値誘導に対する警戒もあり、その後、高値から1ドル以上も売られることに。NY石油製品も連想買いに対する警戒から上げ幅を縮小するなど、高値警戒も広がっていた。引き続き、株価に翻弄されるものの、石油の需給バランスの改善の動きはないだけに、WTI期近1月限で、目先の戻り高値を確認したとの声も挙がっている。

(CBOT大豆)
16日のCBOT大豆は、続伸。期近1月限は前週末比6.75セント高の1154.75セント、期近3月限は同7.50セント高の1155.50セント。
米農務省の週間輸出検証高とNOPAの10月の圧砕高がいずれも強い内容だったこともあり、買い直されたという。週明けは南米の天候回復を警戒して利益確定売りに下押しする場面もみられたが、米国時間帯に入り、相次いで強気の発表がなされたこともあり、買いが先行する展開となった。特に、圧砕高は1憶8524.5万ブッシェルで、月間ベースとしては過去最高を記録している。輸出検証高は事前予想の範囲内だったが、200万トンを越える高い水準だった。引けにかけて高値更新の動きをみせており、先高期待はなお高いとみられている。南米では、今後とも降雨が期待されているが、大豆の作付遅れの改善には時期的には襲いとの指摘も。

(CBOTコーン)
16日のCBOTコーンは、大豆続伸に追随高をみせた。期近12月限は前週末比6.00セント高の416.50セント、期近3月限は同5.00セント高の424.50セント。
南米ではさらに降雨が期待される状況にあり、コーンの作付を助長するとの観測から軟調地合いを強いられる場面もみられた。状況が変わったのは米国時間帯で、強気の需要発表が相次いでなされたため、大豆が上伸し、それにコーンも追随高をみせた。大豆同様、引けにかけて高値を更新するなど、ほぼ高値引けとなっている。戻り局面では、目先の供給余力があるのは、米国のみで、米国産に対する需要増加が期待されたことも、上げ幅を大きくするキッカケに。南米の降雨は将来的な供給不安の後退につながるが、目先の供給には効果はないため、コーンは買い直されたともみられる。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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