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NY金は急落し、1460ドル台へ

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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商品市場情報

NY金は急落し、1460ドル台へ

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/11/08
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
7日のNY金は、急落し、期近12月限ベースで8月5日以来の安値まで大きく売られた。NY金期近12月限は前日比26.7ドル安の1466.4ドル、NY白金期近1月限は同17.7ドル安の914.0ドル、NYパラジウム期近12月限は同16.7ドル高の1777.8ドル。
米中貿易進展期待の高まりからNYダウが最高値を更新し、ドル高・ユーロ安が進行、さらに米長期金利が急上昇したことで、リスク回避解消の動きから金は急落を強いられた。1480ドルを下回ってから、ストップロスの売りが相次いでヒットし、下げ幅を拡大していた。期近12月限の整理商いを強いられたことも大幅安に寄与したとみられている。その期近12月限の整理商いはまだまだこれからだけに、1460ドル割れも視野に入れておくべき。銀や白金は追随安を演じていたが、パラジウムは需要拡大に対する思惑買いで急伸している。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
7日のWTI原油は、急反発し、ここ最近の高値を更新する動きをみせたが、石油製品の上昇がイマイチ。清算値決定にかけてNYヒーティングオイルが値崩れしたこともあり、WTIも上げ幅を縮小することとなった。WTI原油期近12月限は前日比0.80ドル高の57.15ドル、北海ブレント期近1月限は同0.55ドル高の62.29ドル。RBOBガソリン12月限は同0.93セント高の163.55セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同0.75セント安の192.03セント。
米中の貿易協議の進展を背景にした買いが原油市場でも膨らみ、欧州時間帯から上伸していた。WTI期近12月限で57.57ドルまで上伸した後、米中貿易協議進展がなされても、米国の原油増産基調に変わりないこともあり、高値警戒から56.84ドルまで値を消していた。その後は株高を背景にした思惑買いに、その安値から1ドル以上も切り返し、57.88ドルの高値を付けた。清算値決定前にNYヒーティングオイルがマイナス圏まで売られたこともあり、57.40ドル台まで下落したものの、買い戻されている。200日移動平均線を維持したことで、テクニカルな買いが寄与したともみられている。かなり強引なWTIの上昇だったといえるが、米国の原油在庫の大幅急増も認識されるだけに58ドルは上値抵抗になるとの声も。清算値決定にかけてWTIは57.60ドル台の値位置から57.10ドル割れもみせた。NYヒーティングオイルの値崩れが影響しており、NYヒーティングオイルは安値更新を演じた。

(CBOT大豆)
7日のCBOT大豆は、急反発。期近1月限は前日比8.75セント高の936.25セント、期近3月限は同7.75セント高の948.50セント。
米中貿易進展期待から買いが先行する展開となり、買い戻しが活発化していた。戻り局面では8日の米農務省発表に対する期待も支援材料に。生産高予想及び需給報告に関して強い内容が期待されているため。ただ、テクニカルな売りのキッカケとなった期近1月限の9.40ドル台回復には至っていない。9.40ドル台では生産者の売りが控えていること、中国での飼料用需要低迷もあり、米国大豆の輸入が実際に回復するかどうかは不透明であるため、週末の発表次第では知ったらしまいの展開も予想されている。

(CBOTコーン)
7日のCBOTコーンは、続落し、9月30日以来の安値更新をみせている。期近12月限は前日比4.00セント安の374.75セント、期近3月限は同4.75セント安の383.00セント。
序盤は原油や大豆の上伸を好感した買い戻しをみせていたが、期近12月限は3.80ドルを上抜けず、上値の重い展開を嫌気して、米国の取引時間帯に3.7375ドルまで売り込まれた。ただ、8日の米農務省発表を前にしたポジション調整による利食いの買い戻しが影響して出直りをみせ、下げ幅を縮小していた。ロイター通信が集計したアナリストの生産高事前予想ではイールドの下方修正も指摘されており、強い内容も期待されている。ただ、作柄改善の動きや米国コーンの輸出低迷もあり、期待に反して弱い内容の生産高予想と需給報告になるとの観測から売りが先行する展開に。まずは発表待ち。

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