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NY金は急反落し、海外原油は続落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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NY金は急反落し、海外原油は続落

  • 2020/01/14
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
13日のNY金は、急反落し、1550ドル割れもみせた。NY金期近2月限は前週末比9.5ドル安(2日分合計で3.7ドル安)の1550.6ドル、NY白金期近4月限は同3.9ドル安(同10.1ドル高)の982.1ドル、NYパラジウム期近3月限は同6.2ドル高(同18.7ドル高)の2079.1ドル。
リスクオンの中、資金引き揚げが拡大し、欧州時間帯早々に1547.0ドルまで急落した。1551.0ドルを割り込んだため、ストップロスの売りがヒットして、一気に安値を付けた。その後、1557.0ドルまで買い戻されたが、米中間の第一段階の合意に対する懐疑的な見方が台頭したため。15日米中は署名を行うものの、両国ともその合意を守らない可能性が高いとの見方が多く、金は買い戻された。しかし、NY株価の堅調地合いから結果的に金は売り直され、改めて1550ドル割れをみせた。金ETFが減少し、昨年9月以来の低い水準になっていることも売り材料に。今後とも金ETFから目が離せない。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
13日のWTI原油は、続落し、期近2月限は58ドル割れも演じる場面もみせた。WTI原油期近2月限は前週末比0.96ドル安(2日分合計で1.48ドル安)の58.08ドル、北海ブレント期近3月限は同0.78ドル安(同1.17ドル安)の64.20ドル。RBOBガソリン2月限は同0.23セント安(同0.46セント高)の165.73セント、NYヒーティングオイル期近2月限は同3.04セント安(同5.21セント安)の189.80セント。
週明けの欧州時間帯まで期近2月限は59ドルを挟む水準で取引は継続していた。しかし、米国取引時間帯に入り、値崩れを強いられた。米国国内の石油製品在庫が極めて高い水準にあり、今後、製油所稼働率の低下によって原油在庫は増加傾向をみせるとの観測から原油の値崩れにつながったという。米国では弱気な製造業景況感指数もあり、石油需要は鈍化している。ロイター通信が集計した在庫統計に対するアナリストの事前予想でも、原油在庫は小幅減少ながら、石油製品在庫はまだ急増するとの予想されている。スプレッドの動きからNYヒーティングオイルの大幅安が目立っていた。

(CBOT大豆)
13日のCBOT大豆は、反落し、前週末の上げ幅以上の値崩れを演じた。期近3月限は前週末比4.75セント安(2日分合計で1.25セント安)の941.25セント、期近5月限は同4.75セント安(同1.25セント高)の954.25セント。
15日に米中間で第一段階の合意に関する署名が予定されているが、中国による米国大豆の買い付け増加期待から前週末に上伸。、期近3月限はその強調地合いの流れを継続し、週明けには9.50ドルを伺う動きも序盤にみせた。しかし、期待先行でかなり急伸したこともあり、9.50ドルでの上値抵抗を確認し、結果的に高値から10セント以上の値崩れを強いられることに。米農務省が明らかにした週間輸出検証高で、大豆は113万6304トン。事前予想上限の110万トンを上回ったものの、テクニカルな売りを前にして支援材料にならず。

(CBOTコーン)
13日のCBOTコーンは、買い戻しに続伸している。期近3月限は前週末比3.75セント高(2日分合計で6.25セント高)の389.50セント、期近5月限は同3.25セント高(同6.25セント高)の396.00セント。
前週末に米農務省が発表した各種発表は弱い内容で、特に米国コーンの最終生産高予想は弱く、発表後にシカゴコーンは急落した。それも一時的で、結局、知ったらしまいの買い戻しに上伸。週明けはテクニカルを背景にした買い戻しに堅調地合いを継続していた。100日移動平均線を前週末に上抜き、それを週明けは下値支持として買い戻しを助長していたという。さて、米国取引時間帯に米農務省が明らかにした週間輸出検証高は46万0307トンで、事前予想下限の45万トンに近い水準だった。それでもシカゴコーンが買い進まれており、ファンダメンタルズ面ではなく、テクニカル要因で上昇していることが明らかに。それでも期近3月限は3.90ドルに抵抗をみせており、戻り高値の確認ともいえる。

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