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NY金は急反発

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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NY金は急反発

  • 2020/08/01
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
31日のNY金は、急反発し、最高値更新する場面もみせた。NY金期近12月限は前日比19.1ドル高の1985.9ドル、NY白金期近10月限は同6.3ドル高の918.9ドル、NY銀期近9月限は同85.4セント高の2421.6セント。
日本時間31日16時に金期近12月限はストップロスの買いがヒットして、2005.4ドルまで急伸した。2000ドル台乗せは瞬間的で、その後の欧米取引時間帯では2000ドルが大きな壁となり、欧州取引時間帯では1999.0ドル、米国取引時間帯では1995.0ドルが戻り高値になっていた。前日発表された米国の4-6月期の米GDP・速報値や個人消費の弱さ、そして新規失業保険申請件数が2週連続で増加していることが、再開後の金の買いを助長し、あっさり1990ドル台回復をみせた。ユーロ圏の4-6月期のGDP・速報値も弱い内容になり、金の支援材料になっていた。ところで、次週は主要な米経済指標が相次いで発表される。米国の雇用悪化が指摘されているだけに、改めて2000ドル台に急伸するとの声も多く、金の強調地合いは続くとみられる。銀も安全資産として買われ急伸しているが、白金の戻りはイマイチ。白金の需要改善は期待薄で、欧米での安全資産として白金を買う動きが皆無なため。清算値決定後に売り直されていた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
31日のWTI原油は、テクニカルな買いに反発している。WTI原油期近9月限は前日比0.35ドル高の40.27ドル、北海ブレント期近9月限は同0.37ドル高の43.31ドル。RBOBガソリン9月限は同1.97セント安の117.11セント、NYヒーティングオイル期近9月限は同0.37セント高の122.40セント。
弱気な米経済指標を認識してNYダウは急落しており、WTIも追随安を演じたが、何度か39.60ドル台まで売られるものの、その後水準での下値も意外に固く、結果的にはテクニカルな買いにつながり、40ドル台回復へ。NYガソリンは需要悪化を警戒して、連日の下げを演じているが、WTIは弱気なファンダメンタルズよりも、テクニカルな買いが優勢に。8月からのOPECプラスの協調減産幅の縮小が開始されるが、これも戻り局面では評価されず。清算値決定にかけてWTIは上げ幅を縮小したが、NYダウやNYガソリンの急落を無視できなかったためとみる。

(CBOT大豆)
31日のCBOT大豆は、狭いレンジ取引の中、小幅上昇。期近9月限は前日比3.25セント高の890.00セント、期近11月限は同4.25セント高の892.50セント。
引き続き、中国による米国大豆の成約期待で上伸しているが、米国とブラジルの供給増も警戒され、上値は限られていたという。新穀11月限の9ドルは大きな壁とみられている。さて、8月に入ると、12日に米農務省が明らかにする第一回の生産高予想が注目される。米国大豆の豊作観測もあるため、時期的要因としては売られやすくなる。

(CBOTコーン)
31日のCBOTコーンは、引けにかけて売り込まれ、下落している。期近9月限は前日比0.75セント安の315.00セント、期近12月限は同0.75セント安の326.00セント。
週末・月末要因のポジション調整による買い戻しに上伸する場面もあったが、米コーンベルトの生育に理想的な天候も予想され、戻り切れず。受粉はほぼ完了しており、大豊作の可能性がさらに高まっているという。ここ最近は週明けの弱気な天気予報を嫌気して、週明けに売り込まれるパターンが続いているが。新穀12月限は3.30ドルを壁にしているが、週明けには6月下旬の安値である3.22ドルを下回るか注目。

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