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NY金は大幅続落し、1800ドル割れへ

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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NY金は大幅続落し、1800ドル割れへ

  • 2020/11/25
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
24日のNY金は、1800ドル割れを演じる大幅続落となった。NY金期近12月限は前日比33.2ドル安の1804.6ドル、NY白金期近1月限は同26.6ドル高の958.3ドル、NY銀期近12月限は同33.3セント安の2330.0セント。
ワクチン開発の急ピッチの進展を背景にして、安全資産としての期待が大きく後退し、売りが売りを呼ぶ展開を強いられている。加えて、トランプ米大統領がバイデン側に対して政権移行の動きを容認したこともあり、一段とリスクが後退。また、NYダウが3万ドルの大台に乗せたことも、金の下げに拍車をかけたといえる。時期的に、感謝祭前でポジション調整を強いられ、期近12月限の買い玉中心の整理商いも本番を迎えており、1800ドル割れも仕方ないとの見方が支配的。1800ドル割れでも割安だから金を買うとの動きも限定的。ひとまず、売り方は1800ドル割れで利益確定の買い戻しを実施している程度で、弱気なファンダメンタルズからみて、さらなる下げを警戒する声も多い。チャート上では、期近12月限の200日移動平均線が1810ドル前後のあるため、この水準が上値抵抗線になるかポイント。白金は急反発しているが、NY株価の急騰を好材料にして買い直されていた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
24日のWTI原油は、大幅続伸し、NY株価の急伸を好材料にして上げ幅を拡大している。WTI原油期近1月限は前日比1.85ドル高の44.91ドル、北海ブレント期近1月限は同1.80ドル高の47.86ドル。RBOBガソリン1月限は同5.39セント高の125.10セント、NYヒーティングオイル期近1月限は同4.84セント高の136.42セント。
ワクチン開発に対する期待は引き続き、石油市場での大きな支援材料となり、将来的な経済活動の活発化を期待するムードが根強い。それを踏まえて、NY株価も急騰し、NYダウは3万ドルの大台に乗せている。これも石油市場の上昇に拍車をかけていた。現在の新型コロナウイルスの感染拡大による需要悪化を懸念する声があっても、すぐに消化されてしまい、将来的な期待先行が相場を押し上げ続けている。さて、米国の石油在庫統計が発表されるが、ロイター通信が集計したアナリストの事前予想平均は、原油在庫が前週比13万バレル増、ガソリン在庫は同60万バレル増、中間留分在庫は同160万バレル減。ひとまず、米APIの在庫統計が注目。

(CBOT大豆)
24日のCBOT大豆は、下値波乱を演じたが、引けにかけてプラス圏まで買い戻される展開となった。期近1月限は前日比2.50セント高の1194.00セント、期近3月限は同3.50セント高の1196.00セント。
コーン同様、利益確定売りの動きにさらされることになったが、週明けに期近1月限は12.00ドルちょうどを示現したこともあり、目先の目標達成感と感謝祭前のポジション調整が、利益確定売りを加速させたようだ。ただ、この急落で買われ過ぎ懸念が解消され、感謝祭後にはまた、南米の天候リスクと中国による買い付け期待が再燃し、12ドル台に上伸するとの見方は根強い。実際、15セント以上も急落したものの、米国取引時間帯に入って大きく買い直されており、大豆の先高期待の表れともみられている。

(CBOTコーン)
24日のCBOTコーンは、一時10セントの大幅安を強いられたものの、米国取引時間帯に入って大きく買い直され、結局、小反落で取引を終えた。期近12月限は前日比0.75セント安の425.75セント、期近3月限は同0.75セント安の432.50セント。
利益確定売りで再開後から急反落を強いられ、欧州取引時間帯に10セントも急落することになった。26日の米国の感謝祭前のポジション調整と月末の期近12月限の第一回受け渡し通知日を前にした整理商いが、利益確定売りを加速させ、急反落をもたらしていたといえる。週明けに16か月振りの高値を示現したこともあり、利益確定売りには好都合だったようだ。また、金や銀の急落に対する損失補填の意味で、手じまい売りが拡大したと考えられる。ただ、南米の乾燥した天候リスクに変わりはなく、今後とも輸出が拡大する期待は根強く、結果的に急落局面は買い場提供となり、その語の大きな出直りからも、強気のファンダメンタルズに変化がないことがわかる。ちなみに、26日のシカゴ市場は休場で、27日は短縮取引の予定。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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